30.いざ決戦のとき！ ページ34
_____マジフト大会当日
私は朝から準備に大忙しだ
｢これでベッド足りるよね…｣
大会で怪我をする人が大量に出るらしいので
保健室に予備のベッドを運び込んだり
傷の治りが早くなる魔法薬準備したり
この学園に赴任してから一番忙しい気がする
｢はぁ、準備完了〜｣
しばらくして準備を終えた私は窓際にあるソファに寝転んだ
｢フロイドくん、勝てるかな…｣
何だか私がドキドキしてきた
あれだけ頑張ってたからきっと大丈夫だよね
そんなことを考えて、寝転びながら目を瞑っていると
窓にコツンッと何かが当たる音がした
気になって起き上がると
私のすぐ近くの窓にフロイドくんの姿が見えた
私はすぐさま窓を開けた
｢おはよう、フロイドくん。今日絶好調だね｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢でしょ〜？今日優勝しちゃうかも｣
とか言いながらも、箒にのる彼はめちゃくちゃへっぴり腰だ
前よりは安定して飛べるようになってきたみたいだけどね…
｢大会前に怪我しないでよ？｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢はーい。あ、中入っていい？｣
｢どうぞ〜｣
私が許可すると彼は窓から保健室に入ってくる
そして、いつものようにお花を私の方へ差し出した
ﾌﾛｲﾄﾞ｢はい。今日のお花ー｣
｢ありがとう！｣
私はその花を受け取り、フロイドくんを見上げた
｢今日、頑張ってね？｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢あたりまえじゃん。
勝ったらAちゃんとデート！｣
彼は目を細めて嬉しそうに笑う
そんな彼の顔や腕にはたくさんの傷跡ができている
今日までずっと練習して頑張ってきた証だ
｢絶対勝てるよ｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢うん！行きたいとこ考えといてね？｣
｢うん、考えとく｣
…実はもう考えてあるんだけどね
一度二人で行ってみたいなって思っていたところは前からあった
｢頑張って！｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレの頑張ってるとこ見ててね｣
先程とは打って変わって彼が真剣な表情をするものだから少し驚いてしまった
｢見てるよ｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ありがと〜。あ、やべ。もうこんな時間だ｣
そう言われて時計をみると
確かにそろそろ開会式が始まる時間だ
ﾌﾛｲﾄﾞ｢じゃあ、また後でね｣
フロイドくんはそれだけ言うと保健室を出て行った
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美月(プロフ) - ななこさん» それはどうでしょうか！wこれからのお楽しみです！ (2020年6月25日 23時) (
レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - じゅ、重要人物…ですと?!…まさか黒ずくめの組織っ…?! (2020年6月25日 18時) (レス) id: 87c8770c51 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - うみねこさん» ありがとうございます！嬉しいです！絶対フロイドは机にフォーク刺せるくらい怪力だと勝手に思ってますw (2020年6月24日 23時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - 凄く読みやすいし、ストーリーも面白いです！机にフォークwwwフロイド君怪力ですねwww (2020年6月24日 19時) (レス) id: 7c7d156ca0 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 莉弥さん» 読んでくださりありがとうございます！頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月22日 14時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年6月13日 1時
