27.本当の気持ちを伝えよう ページ31
フロイドくんはすがりつくように
私の腰に抱きついている
ﾌﾛｲﾄﾞ｢Aちゃん、ごめんなさい…。
オレ、Aちゃんを独り占めしたかったから
周りのヤツら脅したり、アザラシちゃん投げたりした…｣
｢うん｣
私はフロイドくんを落ち着かせるために彼の背中を撫でた
ﾌﾛｲﾄﾞ｢もうしない。もうしないから許して…｣
彼が下を向いているせいでよく顔は見えないが
泣いているのは何となくわかる
私は彼の頭をポンポンと優しく撫でた
｢泣かないで。反省してるのはよく分かったから｣
そう言ってもフロイドくんは一向に顔をあげようとしない
きっと私に泣き顔を見られたくないからだろう
ﾌﾛｲﾄﾞ｢…オレ、今回のことでわかった。
Aちゃんがそばにいないと生きていけない｣
｢大袈裟だな〜｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢…大袈裟じゃねぇし｣
そう言うと
フロイドくんは私の手を拘束して椅子の背もたれに押し付けた
ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレ、Aちゃんが好き｣
｢わ、私も好きだよ？｣
ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレの好きはAちゃんと違う。
オレはAちゃんと付き合いたいし、結婚したい｣
｢え…｣
急に彼がそんなことを言うので
私は驚いて何も言えなくなってしまった
彼の｢好き｣は私を先生として好いてくれているのだとずっと思っていた
でも、彼の気持ちは違っていたみたいだ
ﾌﾛｲﾄﾞ｢ビックリした？｣
｢うん。びっくりした…｣
私がこたえると、彼は私から手を離した
ﾌﾛｲﾄﾞ｢返事聞かせて？｣
彼は何故か悲しそうに笑った
｢…ごめんなさい。｣
フロイドくんと私は生徒と教師という関係だ
私たちの間に特別な関係を作るわけにはいかない
彼がどれだけ私を好きでいてくれたとしても
私たちの距離が縮まることは無い
ﾌﾛｲﾄﾞ｢そんな顔しないでよー。
初めからわかってたし、オレ気にしてないよ？｣
｢うん、ごめんね…｣
私は溢れてくる涙を必死に拭った
そうだよね。
きっと彼はずっと前から私と結ばれないことに気づいていたんだ
だからさっき悲しそうに笑ってたんだよね。
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美月(プロフ) - ななこさん» それはどうでしょうか！wこれからのお楽しみです！ (2020年6月25日 23時) (
レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - じゅ、重要人物…ですと?!…まさか黒ずくめの組織っ…?! (2020年6月25日 18時) (レス) id: 87c8770c51 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - うみねこさん» ありがとうございます！嬉しいです！絶対フロイドは机にフォーク刺せるくらい怪力だと勝手に思ってますw (2020年6月24日 23時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - 凄く読みやすいし、ストーリーも面白いです！机にフォークwwwフロイド君怪力ですねwww (2020年6月24日 19時) (レス) id: 7c7d156ca0 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 莉弥さん» 読んでくださりありがとうございます！頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月22日 14時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2020年6月13日 1時
