リアコだって知ってる。

dear46 ページ46

テーブルを4人で囲み仲良くご飯を食べる

ハズだった

「何でお前ずっとAちゃん家いるの？家ないの？何で俺はAちゃんの隣じゃないの？」


「もはや家だね」
「喧嘩売ってんの？」



2人はまだ言い合いをやめない
そしてめめはそれに水を差す


「同棲してるんすか？」
「そんな感じ」
「そうなんすね」


飲み込もうとしたご飯が変なところに入って
めちゃくちゃむせた


『いやいや！付き合ってもないですから！！』
「目黒、お前後で本気で殴るからな？」
「冗談だよしょっぴー？俺じゃなくて、この変な鳥のぬいぐるみ殴ってください笑」


「ダメ！！！！！俺のトリッピーに触るな！！」


「うっさ、なんなのふっかさん笑」
「俺の大事な友達なのー！」
「分かったから落ち着いて下さいよ笑」


必死にトリッピーを守ったふっかは
胡座の中にトリッピーを座らせて一緒にご飯を食べる




夕飯が済んで2人が帰る支度をする


「ご馳走様でした！急だったのにありがとうございます！」
『そんな畏まらなくても…笑』
「Aちゃん、連絡先聞いてもいいですか？」
『うん、大丈夫だよ！翔太くんから聞いてね！』
「わかりました！舘さんから聞きます笑」
『ん？笑』
「ふっかさんと翔太くんは多分教えてくれないんで笑」


2人を見ると鬼の形相でめめを見つめていた








「Aちゃん、俺めっちゃタイプっす」


真っ直ぐストレートに心を射抜かれた






「「は？？？？？？？」」






「お前マジでいい加減にしてくんない？？ガチで殴るよ？蹴るよ？口聞かないよ？」



「俺のタイプでもあるんだな〜」

そう言ってバックハグをされる



『ちょっと…///』








「まぁ照れた顔も可愛くて好きっす笑」


なんて言いながら呆然とした翔太くんを引っ張り玄関を出た





さも何事も無かったかのように
ソファーにもたれかかりトリッピーを撫でるふっか



『帰るの？』
「う〜ん、明日ちょっと早いんだよね…」
『そっか、じゃあまた今度！』
「それこそ、次会う時はライブの時だね」
『楽しみにしてる、応援してるね！』
「任せて、幸せにしてあげるから」


彼はそう言い残し家を出た

dear47 mg→←dear45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す