.67話. ページ27
Story 67
流星「じゃあ、気をつけて帰るんやで」
「分かってますよーだ 笑」
電気なんかすっかり消されてた松竹座は、人がいないから暗いからなのかしーんと静まり返って少し寂しく感じた。
「こわっ。」
流星「A怖いん?」
「…いーや、別に？」
いつもと違うことにびっくりしただけ。
なんでも怖いよ〜、寂しいよぉ、きゃあ〜、たすけてぇ〜
みたいな女になんかはなりたくない。
流星「ふーん？」
私は最近流星が実は腹黒いことを知ったし、想像以上に小悪魔なことも知った。
それもあの時出会ってなければ…、考えただけで震えそう。うん、考えるのをやめよう。
「そういえばさ、MCの時めっちゃ大吾くん泣いてたな〜 笑
あのケーキみるからにかわいいし、美味しそーって思っててん〜
流星の言葉も感動したし、これからも応援させてもらいます〜♪」
.
「…え？流星??」
まって、流星がおらん。
さっきまでおったよね？隣おったはず？あいづちはしてたはず…
え、なんで？
「…りゅ…せ、、い？」
さっきは二人でおったから気づかんかったけど、メチャクチャ暗い。
あかん、本気でこわなったきた。
「…もー。隠れんのなしやってー。」
流星「…もー、バレた？笑」
「…ばーか。あほ。…もーーっ、しらんっ」
流星ってこんなことするおちゃめなの子なのね←
そんなところもすきです。
流星「ゴメン！ごめんやん！…ごめんなさい。」
「……。」
無言貫いてるけど、可愛いからなんでも許しちゃうんやけど？←
本気で萎えてるから許したるか。
「しゃーなしな？」
流星「…!!ほんま？」
「流星に免じて？ 笑」
流星「もー、A大好き〜♪」
え？…今なんて?…
わかってる。
世にいう、LoveじゃなくてLikeってことくらい。
でも一瞬でも嬉しいって思ったし、ときめいたし、ドキドキ、もした…。
この小悪魔め。
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
「X'mas show 行ってまいりました〜!!
曲の歌い出しやイイトコを流星くんが歌っているので、感動しました…。
かわいいのはもちろん、カッコイイ多めで失神モノです…笑」
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作者名：流夢 x他1人 | 作成日時：2017年7月14日 0時
