おまけ 大倉side ページ48
「安田先輩と付き合うことになった」
そうAから言われた時は正直応えた。
そろそろやろうなって思ってたから身構えとったんやけど、いざとなるとしんどかった。
だって、ずっとAのこと好きやったもん。
やけどいつまで経ってもAが振り向いてくれることは無かった。
丸山ってやつに、他に好きな女がいることは実は知ってて
Aの恋愛相談に乗るのは辛かったけど、いつか泣きついてきてくれるんかなとかいう
淡い期待が心の隅にあった。
俺って本当に最低な男やとおもう。
丸山に振られたってAが言っとった時、チャンスかもって思った。
でも遅かった。
突然現れた2年の安田とかいう転校生に先越されてんねんもん。
俺が1番にAの話聞いとれば、俺を見てくれてたんかなぁ。
でも、多分Aはそれでも安田ってやつのとこに行ってたんやろな。
Aとは小中高でずっと一緒におって、俺が1番Aのこと見てきた。
俺が最初にAを好きになったんやけどな、。
でも安田先輩といる時のAは幸せそうで。
こいつが幸せなら、ええんかなって。
やから、2年が修学旅行の時に告白しよかな思ってたのもやめた。
この気持ちは心に閉まっておこうって。
俺は多分、しばらく好きな女は出来ひんと思う。
それだけ、俺はAが好きやった。
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はぴ - はじめまして!リクエストなんですけど、2人の付き合ってからの物語が読みたいです!作品面白かったです、更新楽しみにしてます! (2019年2月2日 18時) (レス) id: bd60694a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お茶。 | 作成日時:2019年1月22日 20時