失踪系アイドル。(青) 2

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｢え、｣




みやびちゃんに見られてたってことは


まさかみやびちゃんがりこに、？





みやび｢今Aが考えてることわかる。


あたしがりこに言ったんじゃないかって思ってるでしょ｣





あまりにも図星すぎて何も言えない。





みやび｢ちがうよ、あの時結構見てた人いたみたいでさ？

噂が広まってりこの耳に入ったってわけ｣





あぁ、そういえばあのときなかなか人いたもんな。




はぁ...





｢...それで？｣





みやび｢りこね、その話聞いて1番初めに言ったのが

よかった、って｣






え、、？



何がよかったのよ。





まったくいみがわからないんですけど。







みやび｢りこ、坂野くんがAのこと好きってこと知ってたんだって。

それに気づいたのは結構前で、

りこが坂野くんと帰ってる時に


『Aちゃんってどんな子？』って聞かれたんだって。


前からAのこと目で追ってた事知ってたから

Aのこと好きなの？って聞いたんだってさ。｣




え...



坂野くんなかなか最低じゃない？


明らかにりこに好かれてるって分かるのにほかの女の話するとか。





みやび｢そしたら坂野くんが『うん』って言ったって。

それからりこ、坂野くんのこと応援してたんだって。｣



｢え？｣



りこが坂野くんを応援？



好きな人の恋を応援？









｢みやびちゃん｣





みやび｢ん？｣





｢りこってほんっとに馬鹿だね｣






みやび｢うん、｣





｢でも、







それ以上に私は馬鹿だ、｣






大事な友達を


もっと前から傷つけていたことに気づかなかったなんて。

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