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4話 ページ4

しばらく走り続けると、今度はそのまま少し細い路地に入っていく。

?「はぁ,はぁ,ここまで来ればもう
見つからんやろ」


「はぁ,はぁ,はぁ,
あの、助けてくれてありがとうございました!」


?「ん?まだお礼言うのは早いと思うで?」

そういうといつの間にか目の前にお洒落な扉が、ひっそりとした路地では見つけられないだろう。

?「中入ってや。」

そのまま勢いでお邪魔してしまった。

?「好きなとこ座っててええよ。」

と言われたので遠慮なくすぐ傍のソファに座らせてもらった。

お茶を持ってきてくれたらしく、目の前に可愛らしいマグカップが置かれた。

「あの、名前聞いてもいいですか?」


?「あ、忙しくて言えてなかったな。
僕の名前は坂田って言うんよ。よろしくね。」


「こちらこそよろしくお願いします。
俺はうらたです。」


さ「うらたさんね」


坂田さん。助けて貰ったこともあるからか、
とても優しい印象だ。


「ここ、凄い広いですね。
坂田さん1人なんですか?」

気になった。路地にひっそりとあるのにここはとても広い。しかも階段があるってことは2階もあるっぽいし。

さ「僕だけじゃないよ。あと2人一緒におるで。」

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作者名:夜猫 | 作成日時:2020年1月28日 21時

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