21 : Tsubasa.Yamai ページ25
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友達と行ったイルミネーションの写真を彼に送った。
めっちゃ綺麗！！いいなーって。
ねえねえ、私は一緒に行きたいんですけど
山井くんはどう思ってる？
「もしもーし」
「も、もしもし！！」
寝るまであとちよっと。
そんな時間に、着倍音が鳴った。
山井くんの名前が表示されていてスマホに飛びつく。
「お！！久しぶりの電話だー。
寂しかったよー…寂しかった？」
「うん。ずっと電話待ってたんだよ？」
「…うん。そっかあ、ごめんね？」
「ううん。今日電話くれてうれしい」
はずむ声を聞いて
山井くんも私と同じ気持ちかなって
ちょっと嬉しくなる。
久しぶりに声を聞いて
早く顔を見たくなっちゃうのは少し誤算だったけど。
「もうさー12月じゃん？デート行きたくない？」
「うん！行きたい！」
「ほんと？
俺さあ、ちょうどいいところ見つけたんだ〜」
「え？どこ？？」
「えーどこ行くか？うーん、内緒かなあ
…まだね？」
「内緒かあ…」
「うーん(笑)楽しみにしといて欲しいな？」
「もちろん！楽しみにしてる！！」
ワクワクしなからスケジュール帳を見る。
いつのこと言ってるかな？
このタイミングだし、もしかしなくても…。
「あの、山井くん、行く日って…」
「うん、そう、25日。一緒に行こうよ」
「っ…！！」
25日。
はっきりと聞こえたその日付に
嬉しくて近くにあったぬいぐるみを抱きしめる。
うん！！！と返事をすると
ほんと？やったね！って喜んでくれた。
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作者名：むう
| 作成日時：2023年12月4日 18時
