呪術師の会５ ページ32
夏目side
先日知り合った、今を時めく人気俳優の名取周一。そんな彼が、実は裏では妖祓いなんていうのをやっていると知ってから、早数日。
突然、名取さんから、”会合”に参加してみないかとの誘いを受けた。
なんでも、妖祓いを生業とする人々が集まる会が定期的に開かれるらしく、名取さんはそれに出席するらしい。見学だけでもどうか、と。
もちろん強制はしないから興味があるならおいで、と優しく笑った彼。
この前の一件もあって、割と心を許してくれているみたいだ。
素直に、行ってみたいと思った。
それを伝えれば、彼は嬉しそうにそうかと頷いた。
今日は、彼に連れられてその会場に来ている。
意を決して入った建物の中は思いのほかたくさんの人で賑わっていて、こんなにも近くにたくさんの仲間がいたという事実にただただ驚いた。
しばらくの間名取さんと一緒に行動し、彼と縁のある人たちへ挨拶をしたりしていたが、だんだんと名取さんの方が忙しくなってきた。
表舞台では俳優として有名な名取さんだが、どうやら祓い屋業界の中でも割と有名人だったらしい。
彼は先ほどから、挨拶に来る同業者への応対を繰り返している。
彼が営業スマイルと思わしき笑顔を振りまいている間、俺は仕事の邪魔をしないように一歩引いたところからそれを眺めていた。
時々振られる話に受け答えしながらぼーっと後ろで突っ立っていると、どこからか、強い視線を感じた気がして、ぱっとそちらへ振り向いた。
「「あ」」
ぽかんと。
思わず間抜けな顔になってしまったのはしょうがなかったと思う。
そこには、目を見開いた友人の姿があった
「「A／夏目君！？」」
お互い暫しフリーズしていたが、先にAがはっと我に返り、駆け寄ってきた。
「夏目君！なぜここに！？」
「俺は、名取さんっていうひとに連れてきてもらったんだけど……Aこそなんでここに？」
「あ、ええっと……僕もとある人に紹介されてきたんです」
なぜか途端に目が泳ぎだしたA。
「？そうなのか……こんな偶然ってあるんだな……」
「……僕も驚きましたよ。ところで、名取さん、というのは？」
ちらりと俺の後ろへ目を向けるA。
ああ、彼は--と紹介しようとすると、こちらのやりとりに気付いたらしい名取さんがやってきた。
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ゆう(プロフ) - 更新待ってまーす！ (2017年6月5日 0時) (
レス) id: c901a87f20 (このIDを非表示/違反報告)
赤穂(プロフ) - 初心者で不慣れな執筆ゆえ拙い文章ですが、できる限り丁寧に、ご期待に添えるような物語を書いていきたいと思います。これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2016年12月13日 23時) (レス) id: 3c77e80249 (このIDを非表示/違反報告)
赤穂(プロフ) - Sisselさん» アドバイスもたくさん頂き、本当に感謝しております。自分でも見落としていたミスに気がつくことができました。｢中てられる｣という言葉は、意味がまた違うんですね……汗 (2016年12月13日 23時) (レス) id: 3c77e80249 (このIDを非表示/違反報告)
赤穂(プロフ) - Sisselさん» 感想ありがとうございました。初めての投稿作品をこんなにも評価して貰えるとは思わず、今とても驚いております…( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ (2016年12月13日 23時) (レス) id: 3c77e80249 (このIDを非表示/違反報告)
赤穂(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！自分でもびっくりで…更新楽しみにしてくださってて、嬉しいです〜 (2016年10月14日 1時) (レス) id: 9295142d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤穂 | 作成日時：2016年4月3日 2時
