32 routine ページ32
私にはナイトルーティン、なるものがある。
それは毎日お風呂に入る前にBTSのダンスを1曲カバーすること。
マネージャーになって1か月が経ち、色々余裕が出始めた頃から始めた。
マネージャーはスタイリストからメンバーの衣装をチェックすることもある。
ダンスをカバーするようになるまでは良くわからなかったけど、衣装によってかなり踊りやすさは変わる。
少しでもメンバーの自由時間を増やして、負担を減らしたかったから自分でも意見を出せるようにした。
そもそもダンスが好きということもあるけどね。
.
.
私は4年間、大学でダンス部に入っていた。
諸々面倒くさいことがあって、大会には全くと言って良いほど出ていない。
だけど私は表現をすることが大好きだった。
両親は英才教育を私に施していたようで、ピアノ、バレエ、習字、空手、そして歌。
ありとあらゆる習い事を経験させられた。
今となっては親に感謝しているが、小さい頃は苦痛で仕方が無かった。
.
.
昔話はこれくらいにして、
今日は何の曲にしようかな、皆のダンス動画をポチポチ見ていた。
『あ、これにしよう。』
私はワイヤレスイヤホンを付けて、それと同時に自分のスイッチもオンにする。
ー ー ー ー ー
『ふぅ。』
やっと7人のパートを全部覚えられた。
最後に1回通そう。
.
.
V「まだ踊るの？！」
JM「動線が綺麗…。」
JK「動画撮っとこ。」
「「ナイス。」」
JN「皆そんなとこで固まってどうした〜？」
V「ヒョン、しっ！」
JN「えっ。」
JH「あれ、もしかしてまち踊ってるの。」
マンネラインが無言で頷く。
SG「はぁ〜すごいな。」
RM「やっぱり…。」
ナムジュンはまちが踊っている目的に気付いているようだった。
.
.
『あ〜疲れた！』
そう呟いてイヤホンを外すと、
あろうことか拍手が聞こえてきた。
メンバーが皆ドアの前で手を叩いている。
『な、なんで…？』
いや、それよりも…
『勝手に人の部屋覗くなんて！！
ピョンテーー！！！』
私は部屋中のクッションを皆に投げつけた。
ー ー ー ー ー ー
＠bts___
【FAKE LOVEを踊るまちの後ろ姿の動画】
僕らの親愛なるマネージャー。(ウサギの絵文字)
|
@a___
本当にアイドルじゃ無いんですか？！
|
@b___
その綺麗なお顔こっちに見せて〜。
|
@c___
デビューしてください。お願いします。
.
.
.
PD「デビュー…か。」
PD「セジン、ちょっと話があるんだが、今から来れるか？…あぁ、ホボムも一緒で頼む。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1465人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マッチ棒(プロフ) - こユンギペンさん» ありがとうございます！よかったです☺️ (2021年10月1日 11時) (
レス) id: 611fb82c48 (このIDを非表示/違反報告)
こユンギペン - 凄く伝わって来ます❗ (2021年9月30日 15時) (レス) id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - こユンギペンさん» こユンギペンさん。コメントありがとうございます！ホソクさん可愛いですよね……。もしこの小説からホソクさんの可愛さが伝わってくだされば本望です！ (2021年9月29日 20時) (レス) id: 611fb82c48 (このIDを非表示/違反報告)
こユンギペン - ホソクさん可愛い。 (2021年9月28日 16時) (レス) @page20 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - テテホビペンさん» とても優しいコメントをありがとうございます！もっと作品を気に入ってもらえるように頑張りますのでよろしくお願い致します。 (2021年1月24日 15時) (レス) id: 4a92d2d004 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年1月19日 0時
