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JH「ねえ、本当はどこまでやったの。」
『手を繋いだだけって…っ！』
部屋の角に追い詰められて、所謂壁ドンをされた。
JH「キス？…それとも、……もっとすごいこと…？」
首筋をつつつ…と指先で撫でられる。
『ホソクさんっ！…んむっ！』
大きい声を出そうとしたら手で口を塞がれた。
その指が、私の口へ侵入してくる。
『や…、やめ…て、くださっ！』
私を見る目は変わらない。
蔑むような、冷たい目。
いつもの笑顔は？
私を照らしてくれるホソクさんは？
JH「……っ！」
突然、何かに気づいたかのように私から離れた。
私は自分の頬に、涙が伝っているのがわかった。
JH「ごめん…、本当にごめん。」
『怖い、ホソクさんは、嫌です…。』
JH「違うんだ。ごめん。」
『ぅ…。』
JH「俺の知らないまちを知ってる奴がいるって思うと、すごい、腹立ってきて…。」
そう言うと、他のメンバーにバレないようにしながら私を部屋まで送ってくれた。
ホソクさんも一緒に部屋に入ると、優しく抱きしめられる。
『嘘、ついたのはごめんなさい。…だけどああいう風に言わないと、皆収まらないかなと思って…。』
JH「まちだって大人だもんね。
普通、そのくらいまでするよね。」
『ホソクさん。』
JH「？」
『何か誤解しているようですが、
私はキスまでしかしたことありませんよ。』
これは本当の本当です。
そう付け加えると彼はみるみる内に顔が赤くなった。
JH「そっ、か。」
『なんで乙女にこんなこと言わせるんですか…。』
私の声なんか聞こえてないみたいだ。
JH「そっか、そっか。良かった…。」
『何も良くないです…。』
上機嫌で私の頭をぽんぽん撫でる。
JH「はー良かった。」
恥ずかしかったので私はそっぽを向いていると
額に温かくて柔らかい感触が訪れた。
『え、』
彼はぱっと私から離れると、
JH「おやすみ、僕の可愛いチャギヤ〜。」
ドアを閉めながら投げキッスをされた。
『ちゃぎや…？』
初めて知った韓国語を検索にかけてみると
見るだけで甘ったるい文字列が
無機質な画面に表示されていた。
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자기야 (チャギヤ)
訳:ハニー、ダーリン。
主に恋人同士で使う呼び名。
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マッチ棒(プロフ) - こユンギペンさん» ありがとうございます！よかったです☺️ (2021年10月1日 11時) (
レス) id: 611fb82c48 (このIDを非表示/違反報告)
こユンギペン - 凄く伝わって来ます❗ (2021年9月30日 15時) (レス) id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - こユンギペンさん» こユンギペンさん。コメントありがとうございます！ホソクさん可愛いですよね……。もしこの小説からホソクさんの可愛さが伝わってくだされば本望です！ (2021年9月29日 20時) (レス) id: 611fb82c48 (このIDを非表示/違反報告)
こユンギペン - ホソクさん可愛い。 (2021年9月28日 16時) (レス) @page20 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - テテホビペンさん» とても優しいコメントをありがとうございます！もっと作品を気に入ってもらえるように頑張りますのでよろしくお願い致します。 (2021年1月24日 15時) (レス) id: 4a92d2d004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年1月19日 0時
