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『2人、ですね。』
先程までわいわいと騒いでいたので、静かなのがより際立つ。
私は何だかぎこちなく、ホソクさんに話した。
JH「うん、ふたりきり。」
見上げると、私のことを優しく見つめるホソクさんの瞳が。
JH「…誕生日のまちを、独り占めできる。」
『っ？！』
おでこにキスを落とされ、私は突然のことに顔を熱くした。
JH「ねぇ、俺からプレゼントあるんだ。」
『えっ！あ、ありがとうございます！』
こっち来て。と手を引かれ、私はなされるがままに歩く。
ホソクさんはバックから紙袋を取り出した。
JH「はい、これ。開けてみて？」
紙袋の中に入った水色の、小さい箱を開けると
『…わぁっ！』
綺麗なネックレスが丁寧に包装されていた。
鍵の形の、ネックレス。
『こんなに綺麗な物…良いんですか？』
JH「付けて欲しいからあげてるんだよ。」
くつくつと笑うホソクさんを見て、そりゃそうかと我にかえる。
JH「何か気づかない？」
『…？
あっ！』
ホソクさんは、南京錠がモチーフのネックレスを首につけている。
JH「まちだけだよ。俺の中に入り込めるの。」
ちょっとキザすぎたかも…。と1人で呟いて顔を赤くする彼が、すごく可愛く見えた。
『嬉しいです、ありがとうございます！』
私は思わずホソクさんの胸に飛びつく。
好き、という気持ちが溢れてしまいそうで。
『オッパ。大好きです。』
そう言うと、驚いたように目をまん丸にさせている。
JH「心臓に悪いって…。」
私を抱きしめる力が強くなっていた。
JH「付けてあげるからこっち向いて？」
ホソクさんは綺麗な箱からそれを取り出し、器用に私の首に付けてくれた。
『く、くすぐったい…。』
ふわふわとした髪の毛が顔の輪郭に当たって、思わず身をよじらせる。
JH「…ここ？」
そう言って私の顎をつつ、と撫でる。
『ひぁ、』
JH「かわい。」
首に触れるだけのキスをされて、急に恥ずかしさが込み上げて来た。
『に、似合ってますか？』
話を逸らすためにホソクさんへ質問する。
JH「…うん。すごく似合ってる。」
だけど彼が私を見つめる瞳は、未だ熱を帯びたままだった。
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ただのねこ。(プロフ) - あーー…すごく好きです…一気に最後まで読んでしまいました🥰🥰 (2022年3月19日 16時) (
レス) @page49 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - ほぷさん» ほぷさん。嬉しいコメントをありがとうございます！読んでいただけてとても感謝しています。次回作もよろしくお願いします！ (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - きゃんさん» きゃんさん。優しいコメントありがとうございます……！！そう言っていただけてとても嬉しいです！次回の新作もぜひよろしくお願いしますm(__)m (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷ - まず完結お疲れ様でした。今日は更新してあるかなと毎日毎日チェックするほど大好きで素敵なお話です！また新作読めることを楽しみに待っています (2021年3月10日 5時) (レス) id: 52ecc74067 (このIDを非表示/違反報告)
きゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。素敵なお話でとっても大好きです。完結は寂しい…！投票ボタンもっと押したい！！と毎度思うほどでした。新作、出来るのを心待ちにしています！ (2021年3月9日 22時) (レス) id: dbbc8a0339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年2月15日 13時
