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RM「サムチョク市まで来てもらったところ悪いけど、またソウルに戻るよ。」
『どこに行くんです…ひゃっ？！』
JM「ごめん、痛かった？」
『大丈夫。びっくりしただけ。』
いきなりジミンが目隠ししてきたものだから、思わず体が飛び跳ねた。
運転しているテヒョンが楽しそうに笑っているのが聞こえる。
V「まち、絶対びっくりするよ。」
私の頭の中にはハテナしか浮かばない。
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『う、うそ…。』
その場所に着いたことを知らされ、目隠しを外す。
初めは眩しくて目が開けられなかったけれど、段々と輪郭がハッキリとしてきた。
目の前にはガラス張りの大きなビルが立ちはだかっている。
『……もしかして…』
RM「そう、新社屋。」
息を呑むほど立派な建物だった。
ソウルには高層マンションが沢山あるけれど、その中でも一際存在感を放っている。
『すっ、ごい…。』
V「まち。入ろう？」
『うん…。』
私はぽけーっとしたままテヒョンに背中を押されて歩みを進めた。
『すごい…。
皆はもう来たことあるの？』
JM「うん、昨日全員で来たよ。」
エレベーターに乗り込むとナムさんは地下へ向かうボタンを押した。
RM「まちに見てもらいたい所があって。」
扉が開くと、私はここがどこなのか、すぐにひらめいた。
『噂になってた美術館？！』
JM「そう。なんかすごい豪華だった！」
一気に気分が高揚する。
だって、話を聞いている限りarmyにはたまらない場所なのだ。
『楽しみ〜！』
V「俺たちはずっとまちの展示の所見てたけどね。」
『は、はずかしい…。』
仕返しに皆の写真を穴が空くほど見よう。
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『うぅ、すごかった…。』
RM「まさか泣くなんてな。」
ナムさんは私の顔を見て優しく背中を撫でてくれる。
『本当に、皆さんは私の永遠の目標です。』
ひゃっくりをしながらも絶え絶えに想いを伝える。
JM「ほら、まちこっち向いて。涙拭いてあげる。」
眉を下げながらティッシュで涙を拭ってくれるジミンの顔がいつもより可愛く見えた。
V「はい、エッグタルトだよ。」
そう言って口に甘いタルトを詰め込んでくれたのはテヒョンだった。
なんだか今日は一段と至れり尽くせりだ。
…誕生日だから甘えても良いのかな。
『もご、もご。』
V「はい、ジュース。…タルトの欠片ついてる。」
私の口角についた小さい欠片を彼はそのまま口に入れた。
私は驚きで体がフリーズする。
JM「あ、ずるい、僕もそれやりたい！」
「何をやりたいって？」
その瞬間、クオズの体はビクッと跳ね上がった。
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ただのねこ。(プロフ) - あーー…すごく好きです…一気に最後まで読んでしまいました🥰🥰 (2022年3月19日 16時) (
レス) @page49 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - ほぷさん» ほぷさん。嬉しいコメントをありがとうございます！読んでいただけてとても感謝しています。次回作もよろしくお願いします！ (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - きゃんさん» きゃんさん。優しいコメントありがとうございます……！！そう言っていただけてとても嬉しいです！次回の新作もぜひよろしくお願いしますm(__)m (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷ - まず完結お疲れ様でした。今日は更新してあるかなと毎日毎日チェックするほど大好きで素敵なお話です！また新作読めることを楽しみに待っています (2021年3月10日 5時) (レス) id: 52ecc74067 (このIDを非表示/違反報告)
きゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。素敵なお話でとっても大好きです。完結は寂しい…！投票ボタンもっと押したい！！と毎度思うほどでした。新作、出来るのを心待ちにしています！ (2021年3月9日 22時) (レス) id: dbbc8a0339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年2月15日 13時
