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JH side
『うぅ……』
俺があの部屋を開けてからずっとこの調子だ。
余程見られたく無かったのか、枕に顔を沈めてベッドに横たわっている。
俺はその隣に寝転がって、つついてみたりするけど
JH「まち〜、気にしてないって〜。」
『うぅ......』
彼女には届いてないようだ。
JH「ねぇ、誰でも好いてくれるのは嬉しいよ。
特に好きな子なら尚更。」
一瞬体をピクッと反応させたのが見えた。
『...でも、あんなに強化ペンだったことは隠そうと思ってたんです。』
聞こえるか聞こえないかくらいの小さい声で話すまちはいつもよりも小さく見えた。
JH「等身大パネル作るようなことまでしてくれることが俺は嬉しいんだよ。」
何を間違えたのか、それを伝えると彼女はため息をついて更に枕へ沈んでしまった。
JH「...まちさんやい。」
『....。』
JH「俺は過去のまちじゃなくて、今のまちを見てるんだけど。」
『...？』
JH「過去のまちがいたから今のまちがいるんでしょ？
何も責めることなんてないじゃん。
俺は今、まちと一緒にいれて心から幸せだし嫌いになる理由なんて何もない。」
そう伝えると、頭の向きを回転させて右半分の顔だけ見せる。
ただそれだけなのに、どうしてそんなに可愛いんだ。
JH「それに、今はもう俺の奥さんだし。」
左手の薬指に付いているそれにキスを落とすと
もぞもぞ動き始めて俺の方に体をくっつけてくる。
『よかった、...です。』
JH「うん。大好きだよ、まち。」
『私も大好きです。ホソギオッパ。』
小さく微笑むと俺の胸に顔を埋めた。
"かわいいね"って言うと、"かわいくなんかないです"って言われちゃうから
愛おしい気持ちをこれでもかというほど込めて
まちのつやつやとした髪の毛を柔らかく撫でる。
その体勢のまま規則正しい寝息を立て始めたのを確認して、自らも眠りへと沈んでいった。
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ただのねこ。(プロフ) - あーー…すごく好きです…一気に最後まで読んでしまいました🥰🥰 (2022年3月19日 16時) (
レス) @page49 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - ほぷさん» ほぷさん。嬉しいコメントをありがとうございます！読んでいただけてとても感謝しています。次回作もよろしくお願いします！ (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - きゃんさん» きゃんさん。優しいコメントありがとうございます……！！そう言っていただけてとても嬉しいです！次回の新作もぜひよろしくお願いしますm(__)m (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷ - まず完結お疲れ様でした。今日は更新してあるかなと毎日毎日チェックするほど大好きで素敵なお話です！また新作読めることを楽しみに待っています (2021年3月10日 5時) (レス) id: 52ecc74067 (このIDを非表示/違反報告)
きゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。素敵なお話でとっても大好きです。完結は寂しい…！投票ボタンもっと押したい！！と毎度思うほどでした。新作、出来るのを心待ちにしています！ (2021年3月9日 22時) (レス) id: dbbc8a0339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年2月15日 13時
