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その後は2人で運ばれてきた料理を食べた。
私たちはお互い高級なお店に行くことが少ないので
芸術品のような料理を見ながら、どうやって食べようか
なんて、いかにも初心者な会話をしていた。
でもその時間も楽しくて、気づけば食後酒を片手に2人でつらつらと話を紡ぐ。
『本当、個室で良かったです。』
JH「なんで？いちゃいちゃできるから？」
そう言いながら私の手に指を絡める。
『違いますっ！
料理の食べ方を模索しているところを見られたりなんかしたらお店から追い出されちゃいますよ…。』
JH「んふっ。」
口に含んだワインを吹き出しそうになっている。
JH「それは…
言えてる。」
2人で笑いを堪えようとするけれど
結局我慢できなかった。
でもこれが…
JH「俺達らしいね。」
『同じこと考えてました。』
JH「ふふっ、本当相性良いと思う。」
絡んでいた指は、いつのまにか恋人繋ぎに変わっていた。
JH「ねぇ、まち。」
彼の左手からはグラスが離れていて
代わりに私の左手を両手で握っている。
『…なんですか？』
JH「俺はまちとずっと隣にいて、お互いを支え合って生きていきたい…って思ってる。」
いつのまにか照明は暗くなっていて、テーブルの上に置かれた蝋燭の灯りが優しく辺りを照らしていた。
JH「どんなことを言われても、どんなことをされても、
まちを守る。必ず守り続ける。」
全身の血が波打ってるみたいに心臓が鳴る。
JH「他の誰かじゃなくて、俺がまちを幸せにしたい。
命に代えても、誰かのものになってほしくない。
生まれて初めて心の底からそう思ったんだ。」
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JH「まちの笑顔をこれからもずっと見せて欲しい 。
絶対、幸せにする。
だから、」
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僕と、結婚してくれませんか。
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ただのねこ。(プロフ) - あーー…すごく好きです…一気に最後まで読んでしまいました🥰🥰 (2022年3月19日 16時) (
レス) @page49 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - ほぷさん» ほぷさん。嬉しいコメントをありがとうございます！読んでいただけてとても感謝しています。次回作もよろしくお願いします！ (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - きゃんさん» きゃんさん。優しいコメントありがとうございます……！！そう言っていただけてとても嬉しいです！次回の新作もぜひよろしくお願いしますm(__)m (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷ - まず完結お疲れ様でした。今日は更新してあるかなと毎日毎日チェックするほど大好きで素敵なお話です！また新作読めることを楽しみに待っています (2021年3月10日 5時) (レス) id: 52ecc74067 (このIDを非表示/違反報告)
きゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。素敵なお話でとっても大好きです。完結は寂しい…！投票ボタンもっと押したい！！と毎度思うほどでした。新作、出来るのを心待ちにしています！ (2021年3月9日 22時) (レス) id: dbbc8a0339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年2月15日 13時
