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『…あ、明日……じゃなくて今日の予定って…。』
JH「今病院のベッドで寝てる人を連れ出すと思う？」
半ば呆れたような笑いをされて、私の心はどんより沈んだ。
『…いきたかった……。』
JH「また今度にしよう。スケジュール空けれるように言っておく。」
そんなの、何日先になるかわからないのに。
『……嫌。』
JH「…えっ？」
『絶対、今日行きます！
今から全力で寝ればきっとお医者さんもOK出してくれるはずです！！』
JH「な、何言ってるの。」
もう決めた。
何が何でも今日はホソクさんと出かけてやるんだから。
夜からの予定だったからきっといける。
『じゃ、おやすみなさい！
お気をつけてお帰りください！来てくださってありがとうございました！ホソクさんも無理しすぎないでください！』
私が早口で捲し立てているのに対して驚きで固まったままの唇へ
触れるだけのキスをして布団に潜り込んだ。
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JH side
JH「ふっ、」
なんだ、今の。
…すっごい早口で何か言ってた。
もう寝息立ててるし。
JH「あははっ」
おかしな状況に笑いを堪えきれない。
しかも最後にあんな可愛いキスをしてくるなんて。
JH「やっぱりまちが世界一だよ…。」
MN「…どういう状況？」
突然後ろから声がして、ビビりな俺は椅子から転げ落ちた。
MN「私がトイレに行ってる間に何があったわけ？」
まちのマネヌナが怪訝な顔をして質問してくる。
JH「まちが初めてわがままを言ってくれたんです。
…そんな顔で俺のこと見ないでください。」
いかにも引いてますって顔だ。
ぶつけたお尻をさすりながら椅子に座りなおす。
MN「へぇ〜？
今まで言われたことなかったんだ。」
JH「はい。初めてです。」
MN「意外とこの子頑固なのに。」
JH「そ、そうなんですか？！」
いつもニコニコ皆のことを見守っている印象だったから、初めて聞く事実に驚いた。
MN「迷惑な頑固っていう訳じゃなくて、本当に譲れない時に発揮する頑固だけど。」
JH「まだまだ俺はまちのことをわかってないですね…。」
少し気分が下がる。
MN「その分新しいことがたくさん待ってて楽しいじゃない。」
その一言で、なんだか光に包まれた気がした。
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ただのねこ。(プロフ) - あーー…すごく好きです…一気に最後まで読んでしまいました🥰🥰 (2022年3月19日 16時) (
レス) @page49 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - ほぷさん» ほぷさん。嬉しいコメントをありがとうございます！読んでいただけてとても感謝しています。次回作もよろしくお願いします！ (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
マッチ棒(プロフ) - きゃんさん» きゃんさん。優しいコメントありがとうございます……！！そう言っていただけてとても嬉しいです！次回の新作もぜひよろしくお願いしますm(__)m (2021年3月10日 15時) (レス) id: 18cf5fcfb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷ - まず完結お疲れ様でした。今日は更新してあるかなと毎日毎日チェックするほど大好きで素敵なお話です！また新作読めることを楽しみに待っています (2021年3月10日 5時) (レス) id: 52ecc74067 (このIDを非表示/違反報告)
きゃん(プロフ) - 完結お疲れ様でした。素敵なお話でとっても大好きです。完結は寂しい…！投票ボタンもっと押したい！！と毎度思うほどでした。新作、出来るのを心待ちにしています！ (2021年3月9日 22時) (レス) id: dbbc8a0339 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッチ棒 | 作成日時：2021年2月15日 13時
