貴方に愛される準備 ページ44
地下室には五条兄妹、虎杖でしばらくの間過ごしていた。
そこの一部屋、五条妹の部屋に招かれた五条悟はソファに腰かける。
「で話とは？」
『兄さん、私は中学生まで呪詛師や呪霊と繋がりがありました。』
は？何お前いつの間にそんな不良になってたの？脱処女といいお前中学時代やらかしすぎだろ。
『ツギハギの呪霊にも会ったことがあります。卒業後呪詛師として彼らの纏め役である呪詛師の腹心として仲間にならないかと誘われました。』
淡々と述べる妹から目が離せない。
『留学の話があったので最終的にお断りしましたが、最後まで悩みました。
東京・京都百鬼夜行の様を目に私にとってこれから呪霊や呪詛師が躍進していく時代だと思えなくもなかった。
それに上層部も呪詛師どもも本質は変わらない。ならばもう好きに、百鬼夜行の呪霊どものように狂って暴れまわれたらどんなに楽しいか、そう思ってしまったんです。その結果、呪術師に殺されてもいいとすら思えた。私おかしくなってたんです。』
自分が親友の事で後悔とたらればを繰り返す間にまた一人身近な人が道を外れようとしていたのだ。
たまたま、留学の話があったから。ただそれだけの幸運で回避された悲劇は想像するだけで胸糞悪い。
『でもあの子の真っ直ぐさに正気になった。私が好きに暴れ回る事で誰かが傷つくそんな当たり前のことにようやく気づけた。
私は残念ながら呪詛師の纏め役とやらは知らない、信用してもらえないでしょうが。
でもただあの呪霊たちは負の感情以外の人間の心は全て偽り我々こそが真に人間と繰り返していました。
私も自分の負の部分をむき出しにして呪術を使うという理由でいつか宿難のように人でありながら呪霊になる事を期待されていました。呪霊達にはすでに呪霊認定されてましたが・・・』
祓ってみます？とブラックジョークを飛ばす妹の肩を掴む。
「お前は人間だ。この僕が保証する。大丈夫、軽蔑なんてしない。お前は大事な生徒で妹だ。」
妹の瞳から大粒の涙が溢れ出した。
「一応確認しとく。一般人と呪術師は上からの命令以外で殺してないな？」
『はい！信用してもらえないかもしれませんが。』
「もし殺してたとしてもお前を死なせはしないさ、縛りをかけてそばに置く。・・・間に合ってよかった。」
『それはちょっと怖いです。』
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紅葉(プロフ) - 名前変換できないのそういうわけだったのか！楽しみにしてます(？) (2021年3月5日 22時) (
レス) id: e1c5f04354 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 五条悟LOVEさん» 今から全て(名前)に変換するとかなりの時間がかかってしまいそうなのでまとまった時間がある、もしくは近いうちに番外編などを書くかも知れないのでそちらの方で試してみます。 (2021年3月1日 21時) (レス) id: d2ca1706b7 (このIDを非表示/違反報告)
五条悟LOVE(プロフ) - 名前変換できるようにしてほしいです (2021年3月1日 18時) (レス) id: a618904336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほまほ | 作成日時：2021年2月26日 22時
