Rule.41 ページ41
・
『……なんで私が』
ある教室を前にため息が零れる.
風紀委員、
そのメンバーが集まる教室の前に立たずむ.
.
( 「これ、黒尾に渡しといて！
俺、今からリエーフと昼練行くんだよ.
指導してやんねーと、試合に間に合わなくてさ
」 )
そんなことを言い、私に購買のパンを手渡すと
よろしく頼む、と両手を合わせ、
急ぎ足に体育館へ向かって行ってしまった..
黒尾先輩、委員会中だよね？
そんなことよりも、気まづずい.
２ヶ月も話してない……、
いや、無視してるんだよね….
どうしよう、と迷いながらも
風紀委員が利用する教室に辿り着いていた.
.
委員会は終わっているみたいで、
教室には黒尾先輩と１人の女の人.
黒板には今後の目標とか、が書かれており
決まったものに二重丸が記されていた.
恐らく簡単な内容で、
短時間で済んだのだろう.
入るに入れない.
だって、男女二人きりでいるんだよ？
無理でしょ……、こんな空間.
彼女なのかな？
それとも、ただの友達？
委員会が同じ親しい？
わからない
考えなくていいことが、ポンポン浮かんでくる.
その度にズキズキ痛む胸.
なにより、
その女の人と話している時の
先輩の笑顔が 痛く刺さる.
「ね、どうしたの？」
『……！？』
ハッとして顔をあげる、
不思議そうに首を傾げる 女の人.
云々考えているうちに、先輩と話していた女の人が ドアを開けていたことに気が付かなかった.
『えっと……』
「おーい、ユキ、誰いんの？」
ユキって……
やっぱり、先輩の＿＿
「あ、黒尾に用ある感じ？呼ぼうか？」
『あ、その……
これ、黒尾先輩に渡しといてください！
や、夜久先輩からと伝えてください！
し、失礼しましたっ』
夜久先輩から渡されたパンを、女の人に
ほぼ押し付けるようにしてしまったけれど、
勢いよく頭を下げ、その場を走り去った.
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メラフメラハ(プロフ) - う、う、う…最高ッス｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2018年3月8日 0時) (
レス) id: e14e4ad2a5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名はる(プロフ) - すごく面白かったです！！最高でした！！！ (2018年3月4日 11時) (レス) id: ef1e0c2813 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - めちゃめちゃ泣いちゃいました笑本当に素敵な作品でした！ありがとうございます (2018年3月3日 23時) (レス) id: 5b3b6f20fd (このIDを非表示/違反報告)
腐乱(プロフ) - ユキさんナイスです！ 黒尾頑張ってー！作者さんも頑張ってください！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: 58dba40a9e (このIDを非表示/違反報告)
メラフメラハ(プロフ) - 最終的にはクロに落ちたい！けど！どんな結果も受け止められます！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: e14e4ad2a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃろん
| 作成日時：2017年12月11日 13時
