Rule.33 ページ33
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声がしたほうに向かえば驚く光景が飛び込んできた.
「け、研磨！ストップストップ！！」
慌てた様子で研磨のもとに駆け寄る翔陽くん.
驚いて言葉が詰まったままだった.
だって、研磨が黒尾先輩に掴みかかっていたから.
あんなことする研磨を見るは初めてだったし、
怖い顔をしている研磨を見ることも初めてだった.
「…！翔陽……」
ハっとしたのか、先輩から手を放す研磨.
ずるずると、翔陽君に引きはがされる研磨.
私がいることに気が付いたのか、目が合う.
「…A…」
驚いた顔をした後、
つらそうな顔になる研磨.
「なぁ…、なんで…喧嘩…なんて」
「喧嘩じゃない、ちょっと、俺がカっとなっただけ」
下を俯き、サラリとした髪が研磨の顔を隠す.
いつもより、声が震えていた.
なんで、なんで、研磨と先輩が…
「あ！！見つけた！！」
『夜久…先輩』
夜久先輩だけじゃなくて、
鳥野の澤村さんも一緒だった.
「お前ら、何やってんだよ！迷惑かかってるの！」
夜久先輩が怒り、
２人に蹴りをいれようとしていた.
『蹴っちゃダメです…！、蹴っちゃ…』
「……おう」
「なぁ、…２人…なにかあったのか？」
何かを察したのか、澤村さんが申し訳なさそうに聞く.
だけど、どちらからも、話すことはなかった.
「黒尾、なんで黙ってんだよ」
「悪い」
「何が悪いんだよ！」
「あとで、あとで…ちゃんと…話すから」
研磨がポツリと呟く.
「…あぁ……まぁ…、そうだよな.
俺もいきなり聞いちゃって悪かった.すまん.
とりあえず……だ、練習試合、始まるから. ２人共、来れるか？」
澤村さんの言葉に頷く２人.
「よし、じゃぁ、体育館行くぞ」
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メラフメラハ(プロフ) - う、う、う…最高ッス｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2018年3月8日 0時) (
レス) id: e14e4ad2a5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名はる(プロフ) - すごく面白かったです！！最高でした！！！ (2018年3月4日 11時) (レス) id: ef1e0c2813 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - めちゃめちゃ泣いちゃいました笑本当に素敵な作品でした！ありがとうございます (2018年3月3日 23時) (レス) id: 5b3b6f20fd (このIDを非表示/違反報告)
腐乱(プロフ) - ユキさんナイスです！ 黒尾頑張ってー！作者さんも頑張ってください！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: 58dba40a9e (このIDを非表示/違反報告)
メラフメラハ(プロフ) - 最終的にはクロに落ちたい！けど！どんな結果も受け止められます！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: e14e4ad2a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃろん
| 作成日時：2017年12月11日 13時
