【HQ】ちゃんとみとるよ【北信介】 (ページ11)

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⑥ ページ11

治「なあ、北さんのこと好きなん？」

『へっ？』

沈黙が続いた、口を開こうとした時

侑「おい！置いてくなや〜」

と猛ダッシュでくる侑とそれに続いてみんなが来る
侑は近付くと、不思議な顔をした
それもそうだ
真っ赤な顔したAさんと、真剣な顔した治が待っていたからだ
侑はなにか思いついたような顔をした

侑「も、もしかしてお前ら」

治「いや〜ほんま焦ったわ〜！Aさんなんも無い所でコケるんやからなあ」

『あ、、もう笑わんといてよ治』

侑「な、なんやねん！びっくりしたわ〜てっきり告白しとんやと思ったわなんやねんビビらすなやサム」

治「お前は何を言うとんや。ほんまアホやな」

侑「な！なんやとサム！俺はアホちゃうぞ」

治「アホやアホ」

『ぷっ、、笑』

侑「何がおかしいんや！笑うとこちゃうぞ」

『2人見よったらなんかわろけてきてん笑ほんまに仲良しやね』

治/侑「仲良しやないわっ！」

北「ここでも喧嘩しとんか？近所迷惑やで考えろや」

治/侑「うっす」

『さすがやな、信ちゃん』

北「ほんで？もう買ったん？」

『あ！まだ！みんなで見よ！』

みんなで駄菓子に入り、頭を悩ませ好きなのを選んでいく
アラン君が買ってくれるみたいやから、ちょっと多めに入れちゃお
あ！これ懐かしいなぁ！ヨーグルトのやつ！

北「好きなん？」

『うん！好き！』

北「俺も好き」

『へ、、、、あっそうなんや！美味しいよな！！』

こんな会話ですら、キュンする
さっきの治のせいで嫌でも意識してしまう
都合のいい部分だけ、脳裏に焼き付く

”俺も好き”

ふふ、ちょっと嬉しくてにやけてしまう
余韻を楽しめたのは一瞬だった

北「なあ、治のこと好きなんか」

『！？！？！？』

北「どうなん？」

『好きちゃうよ！』

北「ほうか」

なにその安心したでみたいな笑顔
そんな顔見せたれたら
もしかしたらって自惚れちゃうやろ
なぁ信ちゃん、信ちゃんは誰が好きなん
私はなんも知らんなぁ
信ちゃんのこともっと知らせてや
たくさん教えてや

好きな人は？
好きなタイプは？

”私のことどう思っとるん？”

これが聞けたら、チャンスあったかな
今よりいい関係になれとったかな

”私が好きなんは、信ちゃんなんよ”

”はよ、気付いてよ”

アラン君が会計を終え、皆に渡す
アラン君神様や〜なんて双子がいいよる
満更でも無い顔して喜んどる
駄菓子を食べ、帰った