キミの為になら、私は消えるよ… (ページ7)

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第6話ページ7

私は、今まで命なんてどうでもいいって思った。

死ぬ為の命があるなら、みんなは命をなんだと思っているのか。

そう思った。

その時から、人の命なんてその程度。

と思っていた。

だって…私は…。

「……はは。ほんとね。
大切な人、フィーがいなくなって、私今更気付いたんだろ…。
命なんて、どうでもいいって思ってた。
命なんて、所詮その程度なんだって…。
でも、違ったの。フィーがいなくなって初めて、命の大切さに気付いたなんて…。
私、変わりたい…。変わらなきゃいけないんだ。」

ジェイド「すぐに信じろと言われましてもねぇ…。」

アニス「簡単には…。」

ガイ「信じられないな…。」

ナタリア「ですわね。」

ティア「本気で変わりたいって思ってるなら変われるかもしれないわね。
ルークのように。
見ているわ。貴方のこと。
でも、油断しないで。私はいつも貴方を見限ることができるわ。」

ルーク「A、俺はお前を信じるから。」

「すぐに信じてくれとは言わない…。うん…見ててね。私、変わってみせるから。」

うん…変わるよ。私、変わって世界を再生…
世界を…みんなを…ルークを守るから。

真夜中

みんなが寝ている中、私は一人旅に出る。

さよなら。みんな…。