キミの為になら、私は消えるよ… (ページ12)

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第11話ページ12

ルークside

聞き覚えのある声がした。

俺達は、Aを探す為にケテルブルクに行った。

そしたら、怪我をしている人や死んでいる人達がいた。

でも、聞くところに寄ると、怪我は大丈夫な人達がほとんどだった。

処置できたってことなのかな。

どういうことだ。

どうしてこんな事に。

ティア「これ…Aの声だわ！それに、この譜歌…神子にしか歌えない譜歌だわ！」

ジェイド「嫌な予感がしますねぇ…。とにかく、声の元へ行ってみましよう。」

俺達は声のする元へ急いだ。

すると、そこにはAがいた。

だが、Aは倒れそうになる。

そこを、俺が支える。

ルーク「A…！どうして、そんな…。」

「ルーク…どうしてここに…。
私なら、大丈夫…。うっ…。」

Aはふらつく。

ルーク「大丈夫じゃないじゃないか！」

ティア「A、もしかしてこの街の人達を助けるために譜歌を…。」

ガイ「でも、その様子じゃその譜歌も限界を既に越えているんじゃないか。」

ジェイド「神子の譜歌を使えるのは三回までだ。
その様子だと、軽く10回は越えていますね？」

アニス「どうしてそこまで…。」

「変わるって…約束…したから。
だから、ね…助けられる命は私で助けたいって思ったの。
私にはこんなことしか出来ないから…。
でも、私だめだよね…。こんな早くに倒れるなんて…。
私、全然変われてないよね。ごめんね…。」

ナタリア「そんな事ないですわ…！貴方は充分働いて下さいましたわ！
それに、変わってないだなんて…。」

「ごめ、んね…。」

そう言うと、倒れた。

息はある。だが…。

ジェイド「まずい。Aはこのままだと、死んでしまう。
急いで病院に向かって下さい。
ティアとナタリアは、この街の人達の手当てを。
私は、この事件の詳細を知ります。
ルークとガイとアニスは、Aの護衛を頼みます。」

俺達は、Aをおんぶして病院まで連れていく。