キミの為になら、私は消えるよ… (ページ11)

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第10話ページ11

街へ戻ると、人が無惨にも殺されていた。

怪我のしている者がたくさん…。

どうして、こんな…。

街を見て回ると、一つの集団に目が入った。

その者たちは、人を道具として扱っていて、楽しんでいた。

理解できなかった。

私は、すぐにその者たちに交渉する。

「聞きなさい。私は神子A=ファミール。どうして、このような真似をする。
どうして、このような人を弄ぶことをする。」

謎の人物「それは、お前たちがレプリカを見殺しにするからだろ！」

「どういう事…だって…。」

謎の人物「言い過ぎちまったね。一時、撤退だよ！」

そう言うと、その者達は逃げようとする。

そうはさせない。

「我が呼び掛けに答えよ。静かな意思、粛清の力に変えて。
正義の心、我らに。アクアリムス！」

すると、その者達は足を挫く。

私は術で牢屋に入れる。

私はその事を、知事に伝える。

この人がネフリーさんか…ジェイドの妹…綺麗ね。

って違う違う。

救助しなきゃ。

私の体が朽ち果てでも、この人達を助けなきゃ。

……譜歌しかない。

神子の譜歌は、周囲の者達を意のままに操れたり、回復できたりできる。

でも、神子も完全ではないようで。

限界は三回まで。

譜歌を三回以上使うと、私の命に危険性が伴う。

でも、いいの。

助けられるなら。

私は、命をすり減らしてでも、みんなを守る。

私は譜歌を歌う。

みんなが元気になっていく。

私はどんどん譜歌を歌っていく。

限界が達していても尚…。