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A「なんでバーなの？」
瑠姫「嫌だった？」
A「嫌じゃないけど、変」
瑠姫「変、かもしれない」
A「…何があったの？」
聞いていい権利はないし、瑠姫が答える義務もないけれど、どうしても聞きたくなった。
別に答えなくていい。
そう思わなければいけないはずが、私に相談してほしいという欲が湧いてしまった。
瑠姫「俺本当は、恋人がいたんだ」
" 恋人がいた "。
過去形であれ、その単語の衝撃はかなり強くて。
私は何も言えなくなった。
この間の" ミオ "の話なんだろうということはすぐに察したが、たった少し、ほんの少しだけ、このまま嫌な顔をして話すのをやめてくれないだろうかという変な期待を寄せる。
相談してほしいなんて自分勝手な欲を出したのは私なのに。
そんな私に気付いているのかいないのか、話を続ける瑠姫。
私は黙って話を聞くことにした。
瑠姫「しばらくAを呼ばなかった時があったでしょ。呼ばなかった理由、気分じゃなかったなんて言ったけど、本当はそんな理由じゃない」
彼女とは同棲していて、いずれは結婚して一生を共にするんだと、瑠姫はそう思っていた。
ただただ幸せに、2人で暮らすんだと思っていた。
でも彼女は突然いなくなった。
" ごめんなさい。もう探さないで。 "
そんな置き手紙を残して。
瑠姫「" 探さないで "なんて、勝手だよな」
黙って泣き寝入りなんてできなかった。
彼女を探して、心当たりの場所を全て当たった。
そこで見つけたのは瑠姫の知っている彼女じゃなくて、知らない男と微笑み合う彼女の姿だった。
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さぎり(プロフ) - 途中でMad In Loveの歌詞入れてるのが最高すぎました主様天才です🥹🩷 (5月3日 12時) (
レス) @page21 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 更新再開嬉しいです！これからも楽しみにしてます☺️ (10月27日 23時) (レス) @page10 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2023年9月27日 16時
