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今から瑠姫が来る。
突然で勝手な話なのに、喜んでいる私はもう手遅れなんだろう。
しばらくして瑠姫から着いたと連絡が入った。
玄関ドアを開けると中に入った瑠姫は私に抱きついた。


A「え、瑠姫」
瑠姫「会いたかった」
A「っ…!」


抱きついたまま離れない瑠姫。
どうしてこうなった?
瑠姫のその言葉に、どんな意味が込められているの?
真っ直ぐに言葉を受け入れられないのが辛い。
私たちが" 友達 "じゃなく、ただの" 恋人 "だったら。
この言葉をありのまま受け入れられたのだろうか。


A「ねえ、今日変だよ」
瑠姫「もう俺限界」
A「瑠姫…?」


黙って私に抱きつくだけの瑠姫。
ひとまずリビングのソファまで連れて行き、座らせてから温かいカフェオレを渡す。
大人しくマグマカップに口をつけたが、熱かったのか息を吹きかけてカフェオレを冷ます瑠姫。
なんだか今日の瑠姫はいつもと違う。


A「私と会わない間に痩せた?」
瑠姫「しばらくご飯食べてなかったからそうかも」
A「体に悪いからちゃんとご飯食べなきゃダメだよ」
瑠姫「じゃあAが毎日ご飯作ってよ」
A「…なんでそうなるの」


今日はいつも以上に瑠姫に振り回されそうだ。
毎日ご飯作って、なんて。
私たち" 友達 "がする会話ではない。
でも、一回くらい、いいのかなって。
私はキッチンに行って、オムライスを作ることにした。

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さぎり(プロフ) - 途中でMad In Loveの歌詞入れてるのが最高すぎました主様天才です🥹🩷 (5月3日 12時) (レス) @page21 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新再開嬉しいです!これからも楽しみにしてます☺️ (10月27日 23時) (レス) @page10 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクサクパンダ | 作成日時:2023年9月27日 16時

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