3 ページ3
.
ある日の深夜1時ごろ。
瑠姫から突然のメッセージ。
『声が聴きたい』って、本当に送り主が瑠姫なのか疑いたくなるくらい、違和感しかなかった。
でもここ最近会えてなかった分、瑠姫からの連絡に心が踊る自分もいた。
こっちから連絡すればきっと私が本気になってしまうと思って、私から連絡はしなかったから。
電話、してみようかな。
最悪お酒に酔ってたとかなんとか言えば…
なんて言い訳を考えながらメッセージを真に受けて、瑠姫に電話をかけた。
A「もしもし」
瑠姫『本当にかけてきたんだ』
A「うん、まあ、久々だったし」
瑠姫『1人？』
A「当たり前でしょ、彼氏とかいないし」
瑠姫『ふーん、最近呼ばれないから男できたのかと思ってた』
A「それは仕事が忙しかっただけで…瑠姫の方こそ呼ばなかったじゃん」
瑠姫『俺はまあ…気分じゃなかったから』
気分じゃないと呼ばれない。
当たり前だ。
私たちは、ただ欲を満たすためだけの関係。
気分じゃない日が続けば、この関係は簡単に消えてなくなるんだと、改めて示されたようだった。
瑠姫はもう私に興味ないの？
そう聞こうとしてやめた。
瑠姫に依存しそうになっている私が間違っている。
もう話すこともなさそうだし、このまま電話していても変に墓穴を掘ってしまいそうだ。
そう思って電話を切ろうとした矢先、瑠姫が言った。
瑠姫『今から行っていい？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さぎり(プロフ) - 途中でMad In Loveの歌詞入れてるのが最高すぎました主様天才です🥹🩷 (5月3日 12時) (
レス) @page21 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 更新再開嬉しいです！これからも楽しみにしてます☺️ (10月27日 23時) (レス) @page10 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2023年9月27日 16時
