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美桜「ご注文はお決まりでしょうか」
A「私はカフェオレで。瑠姫は？」
瑠姫「……ブラックで」
美桜「えっ……あ、カフェオレとブラックコーヒーで、かしこまりました」
美桜さんに注文を伝えると、彼女はすごく驚いた顔をした。
今の会話のどこにそんな驚くポイントがあったのか、私には理解できなかった。
しばらく外を眺めているとカフェオレとブラックコーヒーが運ばれてきた。
ブラックコーヒーを手に取った瑠姫は、ずいぶん深刻そうな顔でカップを睨んでいる。
今日の瑠姫も様子がおかしい。
私がカフェオレを飲むのを見て、瑠姫もコーヒーを一口。
途端に瑠姫は今まで見たことのないほどの渋い顔をした。
A「何、コーヒー苦手なの？」
瑠姫「やっぱダメだ、コーヒーだけは飲めない」
A「なにそれ、なんで頼んだの」
瑠姫「俺が変わったってとこを見せたくて…」
だからさっき彼女も驚いた顔をしてたんだ。
瑠姫がコーヒー苦手なのを知ってたから。
私は知らない、彼女だけが知ってる瑠姫だったんだ。
A「ブラックコーヒーを頼んだからって、そのまま飲まなきゃいけないなんてルールはないよ。ミルクとお砂糖は自由に入れていいから」
瑠姫「……うん」
はぁ、情けな、と呟きながらミルクとお砂糖を入れる瑠姫。
そんなことないよ、とはなんだか言えなくて。
私は黙ってカフェオレを飲んだ。
カフェってこんなに静かに過ごす場所だったっけ。
そんなことを考えてしまうほど静かで、少し寂しかった。
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さぎり(プロフ) - 途中でMad In Loveの歌詞入れてるのが最高すぎました主様天才です🥹🩷 (5月3日 12時) (
レス) @page21 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 更新再開嬉しいです！これからも楽しみにしてます☺️ (10月27日 23時) (レス) @page10 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2023年9月27日 16時
