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瑠姫「それじゃまた」
A「あ…うん、また…」
用事が済めばすぐに服を着て部屋から出て行く彼。
彼の名前は白岩瑠姫。
彼と私は所謂、そういう" 友達 "。
彼とそうなったのはいつからだろう。
明確には覚えていない。
ただ一つ言えるのは、辛い時に出会ったせいで私が彼に依存しそうになっているということだ。
瑠姫に初めて掛けられた言葉は、『ねえ、暇？』だった。
今思い返せばおかしな話だ。
そしてそれについて行く私もどうかしていた。
A「暇だったらなんですか？私、今すごく機嫌悪いんですけど」
瑠姫「ちょうどよかった。俺も今めちゃくちゃ機嫌悪いの」
A「だから？」
瑠姫「君の機嫌直してあげるから俺の機嫌直してよ」
変な誘い文句。
でもなんだか新鮮で面白くて。
関係を持つには簡単なやり取りだった。
することを済ませば瑠姫は服を着ながらルーム料金を財布から出した。
この一度きりで終わらせようとしてるんだという意思が見えた。
なんだかそれが悔しくて、私は挑発してしまった。
A「こんなので満足なんですね」
瑠姫「こんなの？」
A「すごくかっこいい顔してるのに意外と淡白でびっくり」
瑠姫「ふーん、言うじゃん」
そう言って、部屋に常備してある紙とペンを取り出し、何かを書き込んで渡してきた。
そこに書いてあったのは11桁の数字。電話番号だ。
瑠姫「面白そうだから番号あげる。好きな時に連絡してきていいよ」
少し楽しそうに笑って部屋を出て行く彼にまんまとハマってしまうのに、そう時間はかからなかった。
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さぎり(プロフ) - 途中でMad In Loveの歌詞入れてるのが最高すぎました主様天才です🥹🩷 (5月3日 12時) (
レス) @page21 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
さ(プロフ) - 更新再開嬉しいです！これからも楽しみにしてます☺️ (10月27日 23時) (レス) @page10 id: 3db943dc83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2023年9月27日 16時
