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彗side回想
A「伊勢崎くんって、服変じゃない?」
モデルのバイトをしているルカは、ファッションに厳しかった。
トオル「は?」
自分の人生を表したような闇色のパンツとシャツ、パーカー。
A「この場合、パーカーは、普通グレーじゃない?」
トオル「これが好きで着てるんだ。別にいいだろう」
A「まぁ、いいけど」
仕事も軌道に乗り、ふと思った。
言葉は武器になる。
自分を守る武器。
時には、相手を傷付ける。
この言葉で、憎きあの女、あの学校を葬る事ができるかもしれないと…。
俺は伊勢崎トオルの名を捨て、黒衣を纏い復讐に燃える雫井彗になった。
A「そういえば、伊勢崎くん」
トオル「彗だ」
A「えっ?」
トオル「一緒に住んでるのに、その呼び方は変だろ?俺は、Aって呼ぶから」
A「そう言われてみれば…、でも名前トオルじゃ…」
トオル「改名したんだ。これからは、雫井彗として、新しい人生を歩んでいこうって…」
A「雫井彗かぁ…。うん、わかった。これからは彗って呼ぶよ」
こうして、今日まで二人で歩んできた。
まさか、二人の運命を変えてしまう事態になるとは、誰も予想しなかった。
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ルカ(プロフ) - *夏那*さん» 読んでいただきありがとうございます♪更新しました。また、いらしてください(*^^*) (2015年4月29日 19時) (レス) id: 526afb0711 (このIDを非表示/違反報告)
*夏那* - 面白いです♪ (\・ω・/ 更新頑張ってください!! 楽しみにしてま〜す← (*´ ε `* (2015年4月26日 8時) (レス) id: 5d49457090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色ユイコ | 作成日時:2015年4月5日 17時