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彗side回想
逢沢は毎日ここに来た。
学校の課題をやったり、たわいもない話をしたり、何をするのでもなく、ただそこに居た。
僕も拒まなかった。
24時間病室に居る僕にとって、逢沢だけが外の世界だったから。
唯一、この世に生きているという実感を与えてくれるものだった。
こんな身体になった今は、もう生きていたくもないけれど…。
逢沢は、卒業式を終えると一番に僕の病室を訪れた。
A「返事をくれないかな？」
トオル「僕はまだ卒業してないけど」
A「……え」
僕はずっと入院生活をしていた為、高校を退学になって、卒業していない。
返事は、永久に葬り去られた。
A「わかった。でも、お願いがあるんだけど」
トオル「何？僕に叶えられる事だったら、何でもするよ」
A「ここを出て、一緒に暮らさない？」
トオル「はぁ？それで君は何のメリットがある訳？」
A「メリットなんかないよ。伊勢崎くんが好きなだけ」
トオル「まだ、そんな事言ってるのか？」
A「もう、バイトも始めたし、家も決めたし、伊勢崎くんの仕事も決めたんだよ」
トオル「僕の仕事まで勝手に決めるなよ…。まぁ、いいよ」
逢沢は、一度決めた事は、決して曲げない。
考え直してくれと、説得する事さえ難しく、そして面倒だと思った。
身体が不自由な男と暮らす事がどれだけ大変か…。
どうせすぐに音を上げるだろう。
そう思い、逢沢の提案に乗った。
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ルカ(プロフ) - ＊夏那＊さん» 読んでいただきありがとうございます♪更新しました。また、いらしてください(*^^*) (2015年4月29日 19時) (
レス) id: 526afb0711 (このIDを非表示/違反報告)
＊夏那＊ - 面白いです♪ (\・ω・/ 更新頑張ってください!! 楽しみにしてま〜す← (＊´ ε `＊ (2015年4月26日 8時) (レス) id: 5d49457090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋色ユイコ | 作成日時：2015年4月5日 17時
