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彗side回想

伊勢崎トオルを名乗っていた頃…。

なぜだろうか…。
意識は無いはずなのに、
深層心理の中に君がいた。


目が覚めたら、白い天井、白い壁、白いベッドに横たわり、全身をチューブで繋がれていた。
身体が動かない。

微かに思い出した。
バレンタインの日、プラチナの連中に胴上げされて、そのまま手を放され、真っ暗になった。





意識が戻り、当たり前のように病室に来て居座る彼女が不思議だった。

トオル「逢沢さんだよね?」
A「私の顔忘れたの?」
トオル「覚えてるよ」

あの日、僕に告白してきたクラスメイト。
一体どうしてここに?

トオル「どうしてここに?毎日来てるの?」
A「あの返事が欲しくて…」
トオル「あの返事?」
A「バレンタインの日、付き合ってほしいって言ったよね?」

付き合ってほしい?
この僕と付き合いたい?
この後に及んでそんな事よく言えたものだ。
身体が不自由な親の居ない男と付き合う事がどういう事か、わかっているのか?

トオル「少し待ってほしい」
A「どれくらい待てばいいの?」
トオル「高校卒業までは、彼女作らないって決めてるから……」
A「信念があるんだね。わかった待ってるから」

高校卒業まで、あと1年と少しその間に諦めてくれるだろうと、軽く考えてた。

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設定タグ:学校のカイダン , 雫井彗 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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ルカ(プロフ) - *夏那*さん» 読んでいただきありがとうございます♪更新しました。また、いらしてください(*^^*) (2015年4月29日 19時) (レス) id: 526afb0711 (このIDを非表示/違反報告)
*夏那* - 面白いです♪ (\・ω・/ 更新頑張ってください!! 楽しみにしてま〜す← (*´ ε `* (2015年4月26日 8時) (レス) id: 5d49457090 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色ユイコ | 作成日時:2015年4月5日 17時

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