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A「いいでしょ?」
彗「ダメだ!」
A「好きなんだから、一回だけ!ねっ、いいでしょ?」
彗「一回だけだぞ」
その一回で、彗を虜にしてやるんだからっ!
可愛くおねだりするAちゃん。
何だか怪しい会話に聞こえるって?
そう、この魅惑のボディで彗を虜に……って、違うわっ!
第一、彗に色仕掛けは通用しないのは実証済み。
(自称)こんなに可愛くて、スタイル良くて(モデルなんだから、当たり前か)、家事も完璧(一話でアイロン失敗してなかったっけ?)なAちゃんと、ルームシェアという名目で、1つの屋根の下に住んでるのに、一切、手を出そうとしてこない彗は、男じゃ無いのか?
彗「おい、A!人参は買わないのか?」
A「人参きら〜い」
彗「小学生かよ…。オレは好きなんだよ」
そうそう、食糧を調達しに彗と二人で、スーパーに来ています。
私は、彗の車椅子を押しながら食材を見て回る。
彗は膝の上に置いた買い物カゴに食材を入れて行く。
私は、大好きなれんこんをカゴに入れるけど、彗の奴、れんこんは高級だから、ダメだって、節約しろって、言うんだよ。
稼いでるくせに…。
私も、モデルのバイトでそこそこ稼いでるけど…。
悔しいから、このれんこんで、めちゃくちゃ美味しい料理作ってやるっ!
まだ、曖昧な関係だけど、こんな日常は幸せ。
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ルカ(プロフ) - *夏那*さん» 読んでいただきありがとうございます♪更新しました。また、いらしてください(*^^*) (2015年4月29日 19時) (レス) id: 526afb0711 (このIDを非表示/違反報告)
*夏那* - 面白いです♪ (\・ω・/ 更新頑張ってください!! 楽しみにしてま〜す← (*´ ε `* (2015年4月26日 8時) (レス) id: 5d49457090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋色ユイコ | 作成日時:2015年4月5日 17時