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風邪ひいたお・アタリ ページ2

『うぁ…?』

皆でバトアリをしている最中、急にフラッとして、
目の前が歪んで倒れた。

ア「A!?どうしたんだ!?」

ぐにゃぐにゃしていて、物体の認識も困難な中、
私に必死に呼びかけるアタリくんの声がした。


ア「すぐ助けるから!」

そう聞こえるやいなや、浮く感覚がして、
アタリくんに抱えられて、連れ帰られた。

。。。


私の部屋につき、ベットに入れられる。
その頃にどうにか、目の前が見えるようになった。

ア「ぅぉっ…」

アタリくんが小さく驚いた声が聞こえた。

ア「凄え熱…。しんどかったよなぁ…」


冷えピタを貼られ、頭を撫でられる。
顔つきが想像もできないくらい優しくて…。


ア「変わってやれれば良いのになぁ…」グスッ

何故かアタリくんが泣きそうになっていた。
感染るからもう大丈夫だよと言っても、
その場を動こうとしなかった。

ア「寝れるか?」

首をゆっくり横に振る。

ア「そっか、なら俺近くにいるから、何があったら教えてくれ。」

『ありがと…』

再度頭を撫でられる。


ア「変わってやれなくてごめんな…。
あークソッ、Aじゃなくて俺が風邪ひけば良かったのにっ」

悔しそうな声と泣きそうな声が混じった、
やるせない声だった。



それを最後に、私は眠った。

。。。


目が覚めると、アタリくんが横で、
涙を流しながら寝ていた。

私の体調はすっかり良くなり、
皆の所へ行くと、凄く心配された。

ジャンヌから聞いた話なんだけど、

アタリくんは、前から私が好きだったらしく、
どうにか助けようと全速力ではしってかえってきたので、暫く口も聞けないほど疲弊していたのに、
私の看病をしたそうだ。


私はアタリくんの側に行くと、
静かに抱きついて、『ありがとう』とお礼を言った。

その時、アタリくんの耳が少し赤くなったのは、
秘密にしておこう。

徹夜でゲームしてみたお・アタリ→←リクエストお願いします



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さくち(プロフ) - ミュコルさん» わぁぁいありがとうございますー! (2021年7月3日 11時) (レス) id: dbabc61ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ミュコル(プロフ) - わあああっ!ありがとうございます!とっても尊くて面白かったです〜〜! (2021年6月26日 17時) (レス) id: eff53e0def (このIDを非表示/違反報告)
さくち(プロフ) - ミュコルさん» 書いてみました〜!ご期待に添えておりますでしょうか? (2021年6月26日 11時) (レス) id: dbabc61ea6 (このIDを非表示/違反報告)
さくち(プロフ) - ミュコルさん» 了解です!コメントありがとうございますー! (2021年6月25日 8時) (レス) id: dbabc61ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ミュコル(プロフ) - アタリくんめっちゃ可愛いですね…!よければ一緒に徹夜でゲームしてみたを書いていただきたいです〜! (2021年6月24日 23時) (レス) id: eff53e0def (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りおな | 作成日時:2021年6月23日 18時

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