現実は小説よりも奇なり【d!】 (ページ21)

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19話ページ21

『いませんよ、家族なんて』

そう言うと鬱さんは

ut「そっか……いやぁごめんなぁ」

「辛いこと言わせてしもて」なんて言ったあと、プレートを持って部屋を出ていってしまった

『………………………広いなぁ』

広い空間に一人というのは嫌いだ

自分が孤独なんだと感じてしまうから

『ショッピ君とチーノ君来ないかなぁ……』

？「一人は寂しいん？」

『！！？？』

誰もいなくなったと思ったらトルコ帽を被った糸目の男がいた

？「ｱｯﾊﾊwwいい反応するめう♪」

「めう～♪」と語尾をつける彼は男であるはずなのに少しJKっぽい

os「ショッピ君らから聞いとると思うけど一応自己紹介！！オスマンめう～♪」

「気軽にマンちゃんって呼んで～♪」という彼はいつからこの部屋にいたんだ

os「大先生が出ていってすぐにこの部屋に入ったで」

『………声に出てました？』

os「いや？出とらんかったよ」

ニコニコ笑いながらそう言う

きっと彼は読心術が得意なんだろう

os「そんなに警戒しやんくてもええで、俺はただ君とお話したいだけやから」

『話……ですか…』

いったい何を話すというのか

だいたいのことは全部調べて知っているというのに