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ゆっこと相葉先輩と別れて、大野先輩と私はベンチが数脚並ぶ中庭に出た。
スカートの丈をきっちり守る正に｢品行方正｣なゆっこと、見た目は｢不良｣な相葉先輩の組み合わせは遠巻きにして見ても目立っていた。
中庭はだいぶ桜が散って地面はまるでピンクの絨毯が敷かれたみたいだった。
｢咲いてる桜もいいけど、散った桜も可愛いな｣
芸術家みたいなことを言う先輩には頭の上に乗った桜の花弁がよく似合っていた。
「あの、話って」
「ん？ 特になんもないけど、ただAちゃんと話したくなっただけ」
私の隣に座った先輩が言う。
先輩の言葉が嬉しい。だけど頬が緩んでしまっては恥ずかしいから、嘘っぱちの咳をする。
そして更に誤魔化すみたいに｢今日ね、転入生が来たんです｣と話を始めた。
「へぇ。どんな子？」
「えっと、佐伯くんって言って、男の子で、えっと、ハンバーグが好きって言ってました」
先輩は、「ふぅん」と相槌を打った。
「そっか、男の子なんだ。 かっこいい？」
「はぁ、まぁ……女の子はみんな注目してた、かな……みんな、目がハートに」
「みんなが目をハートにねぇ」
何故か先輩は不機嫌そうに少し口を尖らせて「Aちゃんは？」と聞いた。
何を聞かれているのか分からず私は｢え？｣と聞き返す。
やっぱり先輩はムッとしていた
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流花(プロフ) - keiさん» 初めまして！どちらも読んでいただけてるんですね、ありがとうございます(；；)とても嬉しいです！ 私も青色寄りなのですが黄色さんも大好きで(o´艸`) これからの展開どうなっていくか楽しみにしていただけると幸いです(*´∀｀) これからもよろしくお願いします！ (2020年5月18日 11時) (
レス) id: ec6c78779c (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 初めまして。お話とっても楽しみにしてます。もうひとつの方も！青坦ですが黄色さんも好きです (2020年5月17日 1時) (レス) id: b8ead91f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流花 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/uratsuku_ruka
作成日時：2020年5月5日 16時
