トリップすれば恋愛は可能？ (ページ3)

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手違いページ3

ﾊﾟﾁｯ...

おや？ここは.....

霧が出ていて辺りはよく見えないけど...

川が流れてるな...皆船で向こう岸に渡ってる

ここ三途の川かな？

(あ、私死んだんだ...)

まあ、死んだなら仕方ない天国へ行こう

「.....待って～！」

ん？

振り返ると白い服を着て金色の輪を頭に浮かした私と同い年くらいの男の子が走ってきた

『....私ですか？』

「うん....！君だよ...」

『ご用件は？』

「実はさ～間違えて殺しちゃって...ごめんねw」

『あ？なにそれ』

「いや...本当は君と同じ待ちに住んでる大野Aっておばあちゃんを死なせるはずだったんだけど、間違えて君を殺しちゃってねw」

え...このガキ態度悪ｯ！

間違えて別の人間殺しといてなにヘラヘラしてんだよ....(＃ﾟДﾟ)

『......で？』

「だからさ、君のことを好きな世界にトリップされてやるよ」

上から目線...腹立つこのガキ....

『....トリップってどこでもいいの？』

「え？君生前望んだじゃん。そこに飛ばすよ？」

え？そんなこと望んだっけ？

「じゃあ行ってらっしゃい！そこの光を通ると行けるから」

神様の目線の先にはオレンジ色の光が誘うように光っている

「あ、ちなみにだけどあっちの世界だと君の顔と名前...違うから気をつけてね」

『はぁ....』

「後は、トリップのこと言わない方がいいよ～」

『はいはい...』

胡散臭いけど...このまま完全に死ぬぐらいなら今度こそ人生まっとうしてやる...

私はオレンジの光をくぐった