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双子の弟 ページ6
有一郎サイド
無一郎は、たった数秒の差で俺の後に生まれたんだ。
無一郎と俺は、間違えられるほどとっても似ている。
でも・・・俺は本当に【兄】という役目を果たせているのだろうか？【弟】の方が良かったのではないかと、そう思わない日は一日たりともない。
無一郎・・・お前は算数以外は、とっても・・とは言えないけれど頭はいい方だと思う。
素直で、優しくて、それでいて運動神経も良くて本当に完璧なひとだと俺は思う。
だから、それこそ俺は【前世】で一緒にいられなかった分まで無一郎と向き合おうそう俺は心にきめた・・・
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作者名：零司 | 作成日時：2020年11月13日 19時
