アズールの《彼氏》だけど？ (ページ2)

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『アズール。またそんな怒んなって。』

「いいえ！もうこれで何度目ですか！流石にもう無理です！」

「あ〜またアズール怒ってんじゃん」

「A、今回は何をしたのですか？」

『乗馬部でリドルが振り落とされそうになったからお姫様抱っこでキャッチしたら案の定見られてて怒られてんだよ』

「〜っだいたい横抱きで支える必要があるんですか？！僕という者がいながら！最低です！！浮気者！！！」

『仕方ねぇだろリドルが落ちたら大変だろうが』

「ほら！！いつもリドルさんばっかり！僕よりリドルさんの方がお好きなんですね！！酷いです！」

『はぁ？普通に落ちそうになった奴がいたらキャッチするだろ。アイツらは知らんが』

「え〜今オレたち貶された〜？オレだって気分だったら〜助けると思うしぃ」

「ええ。A酷いです。僕達だって助けますよ……相応の対価が貰えるはずなので。」

「とにかく！！貴方はもう少し僕の彼氏という立場を自覚してください！！他の奴らには秘密だからって今日のリドルさんとなんて「あ！A先輩！！良かったら飛行術のコツとか教えてください！」とか言ってるのに対し貴方も『リドルか。お前のためならいつでも教えてやるよ。放課後乗馬部が終わったら少し練習しようぜ。』じゃないんですよ！！うぅ…」

「あ〜！！Aがアズール泣かしたぁ」

「ほらアズール。これでお拭きなさい。」

『〜ったくそんなくらいで泣くんじゃねぇよ。わかったから。放課後は約束しちまったが終わったらお前だけとの時間にするよ。だから泣きやめ。』

「…本当に？」

『ああ。本当だ、ほら早く拭かねぇとせっかくのイケメンが台無しだぞ。』

「…わかりました…ふん、約束ですよ。」

「はぁ。本当にAはアズールの扱いが上手い。」

「ねぇねぇ金魚ちゃんと放課後遊ぶんでしょ？オレも遊びた〜い！」

「お前はダメです！フロイドとジェイドは今日はモストロラウンジの宣伝と前から言っていたでしょう！」

「そうですね。期末テストが近いですし。」

「ちぇ〜つまんねぇの」

『宣伝の予定がなくてもお断りだ』

「えぇ〜？なんでだよ」

『フロイドがいるとリドルの機嫌がめちゃくちゃ悪ぃんだよ。』

「そんな事ないと思うんだけどなぁ〜」

「ふふ。まあ言っていることはわかります。」

「またリドルさんのことばっかり…！」