いい人区分に間違いなくいるのだから、感じるのはひたすら罪悪感だけなのよ。 ページ41
*カムさんリク
「あれ?Aおねえ、お昼は?」
お昼休み。
毎日クソッタレな顔ぶれしかいない上に、バカみたいにつまらない授業がようやく終わった。
そして、待ちに待ったお昼!大好きなAおねえとのお昼!
わーい!!と思いながらAおねえの席まで駆けつけたのはいいものの…、Aおねえはお弁当箱やコンビニの袋なんてなにも持っていなかった。
私は慌てて、忘れちゃったの?!と聞くけど、Aおねえはちょっとだけ困ったような顔で笑って首を横に振った。
「えっと…そういう訳じゃないの。でも…うーん……そういうことにもなる…のかな…」
「えー?!なにそれ?!わかんないよぉ!!」
がたん!とちゃっかりAおねえの真横に座る私は、駄々を捏ねたように口を開く。
「え…えっとね…最近カムクラくんから朝メールが来てね、お昼に食べたいもの聞かれるの。それで今日は、サンドイッチって言ったら…か…買いにいってくれて…」
「セルフパシリ!??カムクラおにいキモっ!!」
「昨日とか一昨日とかもそうで……嬉しいんだけどね…?ちょっと…申し訳ないなって……うぅ…罪悪感すごいんだよぉ…」
『…尽くし型過ぎてキモすぎるんですけど…』
カムクラおにい、Aおねえのこと大好きってことは知ってたけど…ここまでとは……ヤバすぎでしょ…。
っていうか毎日パシリしてるってこと…?
眉を下げて申し訳なさそうにしているAおねえに、とりあえず気にすることはない!と声をかけようとした時だった。
「……っA、買ってきましたよ」
やや息を切らして、ジュースやサンドイッチ、はたまたお菓子などかなりの数を両手に抱えて教室に入ってきたカムクラおにい。
「うっわ…」
ドン引きしつつある私を通り抜けて、Aおねえの真正面に立ったおにいはちょっとだけ口角をあげながら、荷物を置いた。
「美味しいと噂のサンドイッチらしいです。あと…Aはチョコミントが好きと言っていたので、お菓子も買ってきました」
「あ…。あうぅ……あ…ありがとう…カムクラくん…!」
申し訳なさそうにぺこぺこ頭を下げるおねえに、どこか嬉しそうなおにい。
な…なんだろ…この2人の関係…。
「えっと……カムクラくん」
唖然とする私を他所に、Aおねえは優しく微笑んで…カムクラおにいの頭に手を置いて、よしよしと……って、は?
「いつもありがとうね…!!でも…無理はしちゃダメだよ…?」
「っ……!!」
私の殺意が湧き上がったのと、カムクラおにいが顔を一気に真っ赤にしたのはほぼ同時だった。
影から見ていたんすけどちょっとこれは問題しかない関係っすね。→←禁断の部屋から出てこれるようにまで半日かかったような。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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ロンロン - ピンボイントイズル…最高（＊´∀`＊） ありがとうございますっ〜｡ また続編いきますね…応援してはす!! （ガッツリ噛んでいく） (2019年7月14日 14時) (
レス) id: d22ce582b2 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - うなうみゃ。さん» 百合は正義…ジャスティス…うう…(*´Д｀*)…誰でしょうかね?そもそも夢主ちゃんが死ぬこと自体ありえてはいけないルートで、本来は誰も死なない運命だったのかもしれません…真相は闇の中…笑 (2019年7月13日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
うなうみゃ。(プロフ) - 林檎麻さん» ありがとうございますっ…!百合が百合してて可愛かったです!!この章では誰が代わりに死んじゃったんだろう…。ありがとうございました! (2019年7月12日 8時) (レス) id: 9135ef5723 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ロンロンさん» リクエストありがとうございますー!近日中に書かせていただきますね! (2019年7月12日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ますかっと。さん» こちらこそありがとうございましたー!王馬くんかなり根掘り葉掘り聞いてきそうですね!!正直に言っちゃう夢主ちゃんを必死に止める百田くん…(かわいい) (2019年7月12日 2時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎麻
作成日時：2019年5月26日 3時
