相思相愛な片思いカップル爆誕したのはいいんだけどオレの前でいちゃつかないでよね! ページ26
*美羽音さんリク
「斬美!!はい!!」
「…?」
まるでこの胸に飛び込んで来い!と言わんばかりの感じに、私は不思議そうにAを見る。
Aは私と目が合うなり、にっこりと笑って得意げに笑った。
『…ええと…ますます分からないわね…』
悶々と悩み出す私に、痺れを切らしたのか…こちらをむっとした表情で頬を膨らますA。
そのあざとい仕草に、胸がちょっときゅん…としながらも私はAに聞いてみる。
「ごめんなさいA。よく分からなかったわ」
「うぅうう!!!!私と斬美の仲なのに分からなかったの!!?むぅ…!!」
「…だっていきなり両手を広げられても…」
「た…確かに…ええと。…これはご褒美なんです」
Aはそう言って、可愛く笑うと柔らかく言葉を紡いでいく。
「斬美って、いつもみんなのために頑張ってるから私がご褒美あげようと思って!!だからね!ぎゅーって抱きしめてあげる!!!」
そう言って、ぼーっとしている私を自身の胸に収めて…ぎゅっと背中に手を回すA。
Aの身体は柔らかくて、あったかくて…そしてなによりいい匂いがした。
『……いや、いやいやいやいや』
何かしら、このご褒美みたいなシチュエーション。いやまぁご褒美なのだけど。
一気に心拍数が上がったし、なにより顔に熱が集中していく。
Aに聞かれてないかしら…うぅ、恥ずかしい。
私は気づかれないように、必死に赤い顔をAの胸に埋めて小さく呟く。
「…これって恋人同士のような関係の人がするモノよ。第一、普通は異性でやるものだし…。ほら、王馬くんとか最原くんとやるようなモノだと思うのだけれど」
「…なんでそこで2人の名前が出てくるのさ。私は斬美が好きなのに」
「え?ごめんなさい…よく聞こえなかったわ、何かしら?」
「なーんーでーもーなーいー!!」
恥ずかしそうにそう大きな声で言ったAは、さらりと私の髪に触れた。
するり、と抜けた髪は、私の肩に落ちて。
『…Aに触れられたところがあつい気がする』
ダメだ。Aのことすごく意識してしまう。
さっきから心臓もすごくうるさいし、なにより顔から日が出そう。
「斬美」
そんな私をAはそっと見つめて、ぽつりと吐いた。
…自然に顔が上を向く。
Aとの距離が…キスができるぐらいに近くて。
「いつもありがと、ね」
そう言って、綺麗に笑って…そっと唇を合わせた。
全部で16個の鉄と新しい1個の火種と異常。→←引かれた手の平が示す先は絶望しか残っていない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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林檎麻(プロフ) - まあちゃんさん» きゃー!ありがとうございます!!田中くんはものすごいぴゅあぴゅあな子だと思うので、機会があったらまた書いていきたいかぎりです!! (2019年5月25日 1時) (
レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 金魚丸さん» こちらこそリクエストありがとうございます!!最原くんをとても楽しく書かせていただきました!! (2019年5月25日 1時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
まあちゃん(プロフ) - 林檎麻さん» 学校帰りにいいものを読ませて貰った…え、かわい…想像以上に可愛い眼蛇夢でびっくりしました…好きです 凄く嬉しいです！またリクエストさせていただくかもしれませんが、今回はありがとうございました！ (2019年5月24日 16時) (レス) id: 0f8101d4ba (このIDを非表示/違反報告)
金魚丸(プロフ) - 最原くん本当にありがとうございます…！気持ち悪さとかわいさが最高でした…またリクエストさせていただくかもしれませんが、その時はまたよろしくお願いします。本当にありがとうございました！ (2019年5月24日 6時) (レス) id: 0008ec1201 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - まあちゃんさん» リクエスト早速書かせていただきました!ただただ恥ずかしがり屋な田中くんです!すみません!! 好きと言っていってもらえて嬉しいです…! (2019年5月24日 1時) (レス) id: 5fe5e3438d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎麻
作成日時：2019年3月27日 2時
