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「駄目!!!」
思うより早く口に出ていた。
それはもう反射的に。即座に。
「………ぁ、」
『急にどうしたんだ俺…?』
チラリと乱数を見れば、驚いたような表情でこちらを見ていた。
ぽろり、と飴玉が落ちそうになったので、慌ててその飴を持ち直した乱数は我に返ったようで、ええー!!と頬を膨らます。
「…っいいもーん!!それだったら、僕も解決策教えてくれたやんないから!!」
「あ…ぅ…」
「当然でしょ!!教えて欲しいなら僕にAちゃんを会わせて!!」
__どうして俺は乱数とAを会わせたくないのだろうか。
ヒプノシスマイクを持っているから?
俺なんかより全然頼りになりそうだから?
『……ううん、違う。』
もっと……もっと別の大きな理由が__…。
「…………………………な、なんで」
______________ドサリ、と何かが落ちる音がした。
そして重なる声。
自分の心臓が一瞬止まった。
「A……?」
恐る恐る後ろを振り返れば、こちらを青い顔で指さしているAがいた。
きっと…なんでこんなところにと言いたかったんだろう。
それは……言えるわけがない。
Aと自分の仲を復活させるべく、相談しているなんて口が裂けても言えなかった。
俺がそんなAから、狼狽えたように視線を逸らした時だった。
「わー!!!わーー!!キミがAちゃん?!一二三の妹さん?!!全然似てないね!!超超かわいー!!」
横からピンク色の何かが飛び出したかと思えば、Aにむぎゅう!!とすごい勢いで抱きついた。
『抱き……つ…く??』
「っちょ……な…なんなのアンタ…!!」
「僕はねー飴村乱数って言うんだー!!♡今からご飯食べに行かなーい??!」
「い…行くわけないでしょ…!」
「ありがとー!!僕のおすすめのお店は吉祥寺のブ」
「聞いてんのアンタ?!」
ぎゅむぎゅむと楽しそうに抱きつく乱数に嫌がるA。
Aの髪色はピンク色なので、2人は兄妹のように……いや、姉弟のように見えた。
「あーもー!!はっなっしって!!」
「おわ?!!」
Aが怒ったように乱数を思い切り突き飛ばすと、地面に尻もちをつく乱数っち。
Aは一瞬やりすぎた、と言わんばかりに顔を顰めていたが、すぐに自分は悪くないことに気がついたようで。
ギリ!!と乱数っちを睨んだ。
「うぅ…」
だけど乱数っちは、そんなAの視線をもろともせず、視線を潤ませて……って、ちょ
「うぇええぇん!!!!いたいよー!!いたいよぉお!!骨折れちゃったよー!!1人じゃ歩けないー!!」
と、大声で泣き叫んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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夢花(仮垢) - ガチャドルチリーンwww確かにw合ってるんだけどさwww (2018年12月25日 5時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 咲良さん» ご指摘ありがとうございますm(_ _)m直させていただきました。 (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ゆっくりみーさんさん» ありがとうございますー!嬉しいですー!!そうですね…拝めるわけですね…羨ましい… (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 穹射さん» ありがとうございますー!!頑張ります! (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おはようございます。摩天楼じゃなくて麻天狼ですよ (2018年11月28日 7時) (レス) id: 211f54bcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎麻
作成日時:2018年9月5日 0時