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「っお…美味しいよなーっ!!!特にここのアイスティーが!!」
「そ…そう…ちょっとしか飲んだことないから、よく分からないけど…」
「是非飲んでみてー!!」
『あれ…あれあれあれ??』
ぷるぷると両手が震えてきて、心臓が早鐘を打つ。
じわじわと頬が緩んでいき…たまらなく顔に熱が集中していくのがわかった。
『…まだまだ…なのかもしれないけど』
兄妹ならもっともっとスムーズに、且つ楽しく会話が出来るのかもしれない。
今の俺達は一般的に見たら、すごくぎこちない兄妹なのかもしれないけど。
…だけど、これでもAは俺に心を開いてくれたのだ。
だって今までは顔を見るだけで違う部屋に移動されたし…会話なんて出来るはずがなかった。
『やったよ神様…!!俺っち達成長したよ…!!』
「おい……おい」
ふと気づけば、左馬刻さんが俺っちの裾を引っ張って呼んでいて。
「あ…なんすか?!」
「お前…まぁ会話出来てんじゃねぇかよ」
「えっへへー!!!そうっすねー!!」
思わずキラキラ笑顔で笑う俺に、左馬刻さんは嫌そうに顔を顰める。
そして小さくウゼエと呟いて……おーい、聞こえてますよー!
「…AちゃんAちゃん」
すると、今までずっと黙っていた独歩がAを呼ぶ。
服装はそれなりにオシャレで…うーん、まぁ合格!!
っていうか見た目完全にギャルJKのAと、アラサーのおっさん(特大ブーメラン)が一緒に歩いてるって……ひゃー!!やべぇ!!
「…あ…何?独歩さん」
「_______…」
すると、独歩は何かをAに小さく耳打ちして…不安そうな顔を浮かべた。
俺っちたちには何も聞こえなかったけど…Aは、1人それを聞いて…真っ赤に顔を染めた。
そしてなぜか怒ったように俺を見てから…視線を逸らされる。
「………ぁ…そ、そうだよね!!ごめんねAちゃん!!今のやつ全然気にしないでいいから!!」
すると独歩も態度が急変。
慌てたように葵顔になると、何度もAちゃんごめんね、と呟いた。
『………??……………………???』
Aと独歩は何を話していたのだ??え…?
「お…おにい」
すると数えるぐらいしかここ最近話しかけてこないAから、呼ばれて。
また心臓が早くなりつつある俺。
Aはそのまま赤い顔で何度か身じろぎした後に…ぎゅっと目をつむって…口を開く。
「っっ…やっぱ無理!!!!」
そして脱兎のごとく逃げ出した。
『え…ええぇ…?結局なんだったの…?』
だけど、なぜかどうして…左馬刻さんは、分かったような顔をしていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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夢花(仮垢) - ガチャドルチリーンwww確かにw合ってるんだけどさwww (2018年12月25日 5時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 咲良さん» ご指摘ありがとうございますm(_ _)m直させていただきました。 (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ゆっくりみーさんさん» ありがとうございますー!嬉しいですー!!そうですね…拝めるわけですね…羨ましい… (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 穹射さん» ありがとうございますー!!頑張ります! (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おはようございます。摩天楼じゃなくて麻天狼ですよ (2018年11月28日 7時) (レス) id: 211f54bcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎麻
作成日時:2018年9月5日 0時