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ドキリ、といい意味で心臓が跳ねる。
ちらりと声のした方向を向けば、Aちゃんが訝しい目でこちらをじっと見ていて。
「誰が汚職警官だ!だ、れ、が!!!もう一回言ってみろ、ええ?」
「相変わらずうるっさ…っいただだだ!!?耳引っ張んなし!!ピアス空いてるんだから!!」
って、ゑ?何…?2人は知り合い…?
入間さんが目を吊り上げてAちゃんの耳をひっぱっている。
AちゃんもAちゃんで入間さんにめちゃくちゃな暴言を吐いていて。
『…っAちゃん…って、男の人の知り合い多くない…?』
いやまあ年頃も年頃だしやっぱり彼氏とかも…あううあうううあああ…そう考えるだけで頭おかしくなってきそ…。
俺みたいなアラサーおっさんでも好きになってくれますかね…?なんて淡い期待しちゃってます…。
「あ…あのう…」
僅かに声を上げて、2人に恐る恐る話しかけた。
「ど…独歩さんもいたの?!!」
「…いたよAちゃん。あのさ…2人は知り合い…なの…?」
「っえ」
俺が聞いた瞬間、Aちゃんの顔がピキっと引きつる。
そして気まずそうに俺からゆっくりと視線を逸らすと…入間さんにガチガチに固まった笑顔を見せた。
…あ…あれ?もしかして聞いちゃいけない感じだった…?
「い…入間??入間ってアンタ…その…」
「はい、なんでしょう」
「そ、そこはかとなく…えっと……動物にモテそう!」
「実はですね観音坂さん。夜遅くに私はAさんを何度か補導しているのです」
「ああああああぁああああ!!!!!ああぁああ!!!!」
ジタバタとAちゃんが暴れ出す。
でもそれは入間さんの長い手に押さえつけられて、何も届いていなかった。
『…ほ、補導…?』
まぁたしかに俺が言えることじゃないけど…Aちゃんはかなり遅くまで友達と遊んでるらしい。
加えてギャルっぽい着崩した格好をしているから、補導されやすいのかな…?
で、それを運悪く警察に何回かみつかっちゃって…それの警察官が入間さんってこと?
でもおかしいな…そんな話聞いた事ないぞ…?
「あーっもーっ!!このバカ!!今までおにいにも独歩さんにも誰にもバレなかったのに!!なんで言うの?!私ちょー褒めたじゃん!!」
「…褒める才能ゼロだな、このクソガキ。しかも言ってないだと?あれほど自分で言うからと断言しておいて、見逃してあげたのにか?」
「あ…あうぅ……」
あー……なんか大体理解出来た…。
Aちゃんは真っ赤な顔で潤目で入間さんを強く睨んでいて、入間さんもAちゃんを勝ち誇った目で見ていて。
『…う…うーん…なんかすごい疎外感…?』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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夢花(仮垢) - ガチャドルチリーンwww確かにw合ってるんだけどさwww (2018年12月25日 5時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 咲良さん» ご指摘ありがとうございますm(_ _)m直させていただきました。 (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - ゆっくりみーさんさん» ありがとうございますー!嬉しいですー!!そうですね…拝めるわけですね…羨ましい… (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
林檎麻(プロフ) - 穹射さん» ありがとうございますー!!頑張ります! (2018年11月29日 1時) (レス) id: 718ad3a520 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おはようございます。摩天楼じゃなくて麻天狼ですよ (2018年11月28日 7時) (レス) id: 211f54bcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎麻
作成日時:2018年9月5日 0時