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キツネ)「主殿！起きてください！朝ですぞ！」
鳴狐のお付のキツネの声で起こされる。
鳴狐)「主、おはよう」
『おはよ〜』
昨日遅くに寝た割には気分はスッキリしている気がする。
鳴狐)「…鳴狐は外で待ってる。支度はゆっくりでいいよ」
『ありがと！』
極めてから鳴狐は前より喋ってくれるようになり意思疎通がしやすくなった。沢山話しが出来ることはいい事だ。ささっと準備して鳴狐とキツネと共に大広間へと向かう。今日の朝餉も美味しそうだ。
朝食もとり、昨日より晴れやかな気分で玄関へ向かう。
『小夜ちゃ〜ん！行ける？』
小夜)「うん、大丈夫」
『それじゃあ行ってきます！』
太閤)「行ってらっしゃい！」
宗三)「お気をつけて」
江雪)「お小夜、頑張ってくださいね。行ってらっしゃい」
小夜)「はい。それでは行ってきます」
左文字兄弟に送り出される。
玄関の扉を開けたところで後ろから足音が聞こえてきた。足音の主は歌仙だ。
『？』
歌仙)「間に合って良かった。全く…柄にもなく走ってしまったよ。はいこれ」
歌仙が差し出してきたのはタッパーに入った1口大に切られた柿だった。
歌仙)「お小夜は柿が好きだろう。主と昼に食べるといい」
小夜)「ありがとうございます…！」
嬉しそうな小夜ちゃんを見て此方も嬉しくなる。
『歌仙ありがと！』
歌仙)「うん。行ってらっしゃい」
歌仙の見送りも受けて私たちは外へ出た。
2人で学校へ歩いていると後ろから声が掛かる。
？)「Aおはよ」
声の主は国見だった。
『おはよ。国見』
国見)「今日は加州じゃないんだね。初めまして。国見英です」
小夜)「僕は小夜左文字。小夜でいいよ」
国見)「よろしくね。小夜」
既に距離を縮めている国見に意外とコミュニケーション能力あるんだな(失礼)と思いながら3人で歩く。
国見)「A。結局昨日の件はどうなるか分かったの？」
『あー、返事が帰ってこないと何とも……あっ！！』
国見)「な、何」
突然大声を出した私に驚いたのか国見と小夜ちゃんがびくりとした。
『手紙出すの忘れてた！！』
私は急いで人気のない脇道に入ってこんのすけを呼ぶ。
『こんのすけ！』
こんのすけ)「はい。お呼びですか」
『私の執務室の机に政府宛の手紙置いてるから急ぎで政府にそれ届けてもらえる？』
こんのすけ)「はい！お任せ下さい！それでは」
『ごめんね！よろしく！』
自信満々に答えてくれたこんのすけが消えるのを見届けて国見の方を振り返る。
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たまご(プロフ) - ゆきさん» うっかりしてました…！すみません！修正致しました…！ご指摘ありがとうございます。今後も読んでいただけたら嬉しいです！ (2022年8月31日 15時) (
レス) id: fe37708d51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませて頂いてます！不躾にすみません(^o^;)烏野の武田先生の字が竹田になってます。 (2022年8月31日 2時) (レス) id: 3bb62300d2 (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - ユナ＠前垢消えたさん» ありがとうございます！楽しんでいただけて何よりです！のんびり更新ですが頑張ります！！ (2022年8月23日 22時) (レス) id: fe37708d51 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ＠前垢消えた(プロフ) - めちゃくちゃ好きなんですが！？！？え、尊すぎません？？「更新まってます」← (2022年8月22日 22時) (レス) @page45 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - 陰玖@スカパレさん» ありがとうございます！結婚しましょう！！笑 更新頑張りますのでぜひ気長にお待ちください！ (2021年11月11日 18時) (レス) id: fe37708d51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまご | 作成日時：2020年8月22日 2時
