【オリジナル】魔法少女殺戮都市 (ページ3)

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儀式が行われるのは馬鹿デカイ綺麗な水晶で出来た部屋。
壁も床もドアも透き通って綺麗だから、この部屋は嫌いじゃない。
床には蒼い液体で魔方陣が描いてあった。
リリーはその真ん中まで歩くと膝をついて神に祈りを捧げるかのようなポーズをとった

『リリーさんガンバっす...』

小声だがルックルリーの声がした。
全身に力を巡らせ、そのまま魔方陣に魔力を流した。
体の奥底からあたたかで物凄いパワーを感じる。
不思議な力が全身を巡る。

『主よ...この声が聴こえるなら応えよ。主よ...この姿が見えるならその声を聞かせよ...魔法の根源、世界の創造神、魔術師魔法少女『ソロモン』よどうかこの身にお応えください』

魔方陣は薄紫色に発光し始め、大量の魔力が魔方陣を巡って『ソロモン』の魔力へと繋がる(リンクする)。
すると透き通った可憐な少女の声が聴こえる。
幼い、か弱そうで、綺麗な声＿＿＿＿

『皆、聞こえているかしら？聞こえるなら応えて頂戴。【アステルト】の魔法少女達...』

でも、その声には何をしても折れない不屈の意志があるように聴こえる。
だから、私はその意志にしっかりと応えなくては。

『はい、『ソロモン』様...』

私はゆっくりと応えた。
三秒間沈黙が走ると、『ソロモン』はまた話始めた。

『今から伝えることは、アステルト全ての魔法少女に告げるとても重大なこと。一度しかないわ、よく聴いて...』

これを聴いたとたん、全ての魔法少女に緊張が走る。
リリーもごくりと唾を飲み込んだ。

『全ての魔法少女に告げる。』
『最後の聖戦より、じき1000年を迎える』
『そして、今再び魔法少女都市を賭けた聖戦が幕を開ける!』
『全ての魔法少女よ!戦いなさい!』
『武器を持て!ありとあらゆる魔法少女を倒し、救い、魔法少女都市を手にいれるのだ!』

『っ...！！』

「リリーさんっ！？」

リリーが余りにも驚いたため、魔方陣に流れる魔力が乱れたからか、
ルックルリーが声をかけた。

『また、世界はひとつではない。魔法少女都市を求めて戦うのは地球も同じ。全ての魔法少女よ、魔法少女都市が欲しくば戦いなさい。』

そういって『ソロモン』の声は無くなった。

「リリーさん大丈夫っすか？魔方陣の術式間違ってたっすか？」

慌てて他の魔法少女もリリーに駆け寄る
リリーは一息ついていった。

「今すぐリムルレスト全ての魔法少女を召集してください。」

＊