私？ただの巫女ですけど？part6

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星夜の処刑人「私の力は誰かの不幸の過去を理由することで強くなるんだ」


真昼「！！」





もしかして、こいつはAの『あの悲劇』を理由しているのか？





星夜の処刑人「私は『この世界から罪人を消す』を目標にしている。でもね、そこら辺の人の不幸じゃ力が弱すぎる。だけど星宮 Aの不幸は別格なんだ。君なら分かるよね？城田 真昼？」





全員が俺を見る


視線が刺さって痛い





星夜の処刑人「あの悲劇は終わった。でもさ、傷口は癒えないまま」


真昼「………さい」


星夜の処刑人「本当に可哀想。だって、彼女は人違いで殺されかけたのだから」


真昼「うるさい！」





こんなにも大きな声を出したのは久し振りだな


でも、あの悲劇は封印しないといけないんだ


誰も触れてはいけないんだ





星夜の処刑人「君は逃げてるだけじゃないの？城田 真昼」


真昼「………え………」


星夜の処刑人「あっ、でも、君は星宮 Aを裏切らなかった。逆に守ってたね」





どういうことだよ


なんで、その口調で話すんだよ


まるで、“その場にいた”ような口調で話すんだよ

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