私の清光が可愛すぎる件について

とある本丸の愛されたい付喪神 ページ7

加州清光side

(※ここから先、暴力表現、夜伽など注意です)




嗚呼、もう息を吸うことさえ痛くてたまらない


身体中が痛い


自由に歩けたのはどれくらい前だっけ



俺は折られるのを待つだけ





自分の番は何時なのだろう



いっそ早く折れてしまえば楽なのだろうか





愛されたい







愛されたい






ねえ誰か俺のことを









アイシテクダサイ









？？「あ…主さん…お願いだから…なんでもするから…兼さんを手入れしてください…！！お願いします…！！！」



？？「はあぁ？？資材がもったいないでしょ？まったく、どれもこれも使えないわね。」





？？「主殿…！せめて弟達だけでも…手入れをしてやって下さいませんか…！？」


？？「うるさいわね！？あんた達は私の“物”なんだから！！黙って命令を聞いてればいいのよ！！」



ドカッ



バキッ









終わりのない暴力と無理な夜伽


この本丸の中に綺麗な場所はひとつもない



毎日がこんな地獄

もう辛いとも感じなくなってしまった。


一振、もう一振と

どんどん仲間が折れていく









主は、前はとても綺麗で優しい人だった



いつも笑っていて



出陣から帰ってくると頭を撫でてくれて





でもいつからか主はどんどん頭がおかしくなっていった


前にこんのすけに聞いたことがある


審神者の独特のストレスというもの





自分の命令で出陣し、傷を負って返ってくる


自分のミスで折れてしまうこともある


そんな日々が優しすぎるあの人には辛すぎたのかもしれない




でも、もう今は優しかった時の主との日々が消えてしまうほど







俺たちは限界を迎えていたんだ

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