8.『目がない木舌』 ページ10
足音を立てずに長い廊下を歩くと誰かが横たわっているのが見えた
その先には大きな穴があり、そちらの方にはもういけないような気がしてきた
とりあえず、横たわっている人を見ると目がないことに驚き、ドサッと音を立てながら尻餅をつく
??「おや?そこに居るのは誰だい?」
いきなり話しかけられ、ビクッとするも一度深呼吸をし、その質問に応じる
??「ってことは、君は生者だね。おれは木舌。よろしくね〜」
軽い挨拶でありながらも笑っている木舌の姿はなんとも恐ろしく、自分にとっては目線を下に下げるほどだった
木舌「で、A君。そこら辺に目玉転がってないかな?」
そう言われ、探すも無く、あるのは何かのビンだった
A「目玉はない………ですけど、何かのビンならありました」
木舌「はは、そうかい!ビンと言えば、酒飲みたいな〜!あ、A君ってお酒飲める?」
A「…甘酒なら……飲めますけど…」
こんな中でも笑っていられる木舌に何故か安心になり、自分もつられて苦笑いをする
木舌「そう言えば、A君は明るい髪の亡者を見てないかい?」
A「え………それって………マキ、さん…?」
木舌「おぉ、知っているんだね!いやぁ、マキさんに目玉を抉られてね」
普通に言える木舌にちょっとだけ不安を持ちながらマキさんの事を思い出し、話しをする
すると木舌は何を思ったのか、木舌自身の事も話してくれた
マキは過去に人を殺し、いつまでもあの世をさ迷っているのだと。それで獄卒が動き始めたのだと
Aは頭の中で整理しながら木舌の話を無言で聞いていた
木舌「マキさんの過去は、結構辛いものなんだと思うよ」
そういう木舌は、どこか寂しげな表情だったのかもしれない
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涙 - 雛さんありがとうございます!続き頑張ります! (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3290f362e5 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 続き気になります!!頑張ってください(o´∀`o) (2018年1月20日 18時) (レス) id: 3b63030d42 (このIDを非表示/違反報告)
涙 - はるまさんありがとうございます!精一杯頑張ります! (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3290f362e5 (このIDを非表示/違反報告)
はるま(プロフ) - 面白いです!!更新頑張って下さい!! (2018年1月18日 22時) (レス) id: 06222ec2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙 | 作成日時:2018年1月14日 19時