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12.『マキさんののネックレス』 ページ14

フッと目を開けると顔の上には緑色の目ーーーーーーーーそう、木舌がいた。多分、このことからAは膝枕をされていたと分かるだろう

木舌「おはよう、A君」

ニコリと微笑みながらゆっくりとAの体を起こしてくれ、頭を撫でられる。何故か子供扱いされているのは気のせいだろうか……

A「おはようございます。目、戻ったんですね」

こちらも同様、ニコリと微笑むと目がある事に気付き目を合わせる。すると後ろからポン、と肩を置かれ、後ろを見ると外套を着た人と刀を持っている人がいた。目の色からして佐疫と斬島だろうか

??「えと、初めまして。だよね?俺は佐疫。よろしくね、A君」

??「俺は斬島。獄卒だ。……しかし何故、生者がここに……」

田噛「気付いたらここに居たんだろ」

また後ろから声がし、後ろを向くと田噛、平腹、谷裂が居た。これで非戦闘員と言われる抹本以外は揃ったのだろう

佐疫「あ、A君。ちょっとこれ見てもらいたいんだけど」

そう言って佐疫が見せてきたのは何かしらの欠片だった。ただ、青い宝石みたいなものでピンときたのはマキが過去の話をしてくれたからだろうか

A「……それ、マキさんの……ネックレス……」

佐疫「そうなんだね。じゃあ、ちょっと持ってて」

そう言って後ろにいる斬島さんにちょっとの欠片を渡すと黙々と直していく佐疫さん。女子力が高いのは気のせいだろうか………

そう思っていると、ネックレスが出来た

斬島「マキの記憶で見たものだな。……マキはこれをとても大事にしていた」

色々とツッコミたい部分があるが、大事なものを壊すマキの気持ちははかどれなかった

A「僕と同じみたいだ………」

ボソッと呟いたAの声は皆に届いたのだろうか、それすらも分からない。だから、今こうやって獄卒の皆と会話をするのも、最後なのかも知れなかった。それだけは嫌だと、それだけは避けたいと、願っても叶うものは何一つない

ここの廃校の支配者はマキの行方を教えてくれた。ただ、行くのは斬島さんだった。マキの気持ちを知っているAはただ無言のまま、佐疫からネックレスを取って、屋上へと行った

後ろから声がしたが、構わず屋上へと向かった

13.『決着』→←11.『夢の中の僕』


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作品ジャンル:ホラー
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- 雛さんありがとうございます!続き頑張ります! (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3290f362e5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き気になります!!頑張ってください(o´∀`o) (2018年1月20日 18時) (レス) id: 3b63030d42 (このIDを非表示/違反報告)
- はるまさんありがとうございます!精一杯頑張ります! (2018年1月19日 19時) (レス) id: 3290f362e5 (このIDを非表示/違反報告)
はるま(プロフ) - 面白いです!!更新頑張って下さい!! (2018年1月18日 22時) (レス) id: 06222ec2e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月14日 19時

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