君たちとの時間〜8set ページ8
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさま」
携帯が繋がるとわかってから、昼食を食べ終えて後片付けをした後に少女の事についての話になった。
「そういや呼び方…あんたの事なんて呼べばいいの?」
越前が聞く。
「好きに呼んでください。」
「なぁなぁ歳いくつや?」
次に遠山。
「中学2年」
「そっか。僕達も中学生だしタメ口でいいよ?」
不二が言えば丸井も続く。
「俺らもタメでいいか?」
「わかった。もちろんタメでいい。」
少女も納得したところで遠山が再度聞く。
「中学生ならAのねぇちゃん学校どないしたんや?平日やで!!」
「…」
少女は黙ったまま。
少したつと口火を切った。
「私、運動…苦手で。」
「運動が苦手…?」
越前が呟く。
「走るの遅くて…球技も…あんまり得意じゃない。…3ヶ月くらい前に運動会があって。」
「あって?」
優しく不二が訪ねる。
「私のクラスには運動会の一週間後に転校する子がいた…だから優勝しようねって…勝とうねってクラス全員が言ってた。」
少女は少しうつむき気味に話す。
「私のクラスは最後の種目で一位の点数が入れば逆転勝ちだった。だけど…私が最後にミスしてクラスは準優勝。」
はかなげな少女の目には今…
何が映っているのだろうか…?
「一週間後にその子は転校した。転校した子と仲の良かった子が泣きながら私を責めた。仕方ないと思ったけど何日たっても責められて…。」
「学校いくのやになって…それで…」
少女は泣きそうで…
少年達は驚いていた。
「話してくれて有賀とな?」
「ん」
「もう一つだけ質問。親御さんは?」
不二に聞かれると少女が答える。
「一人暮らしの祖母が畑仕事中に足を怪我して不自由だから身の回りの手伝いに関西。」
「学校は落ち着いたらゆっくり行こうって言ってくれたから…」
少女の言葉に皆が納得。
少なからず手伝えることは手伝うと少年達も言ってくれて…
少女も安心したようだ。
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蘭拓風雪・クロlove←美風(プロフ) - yukaさん» コメントありがとうございます!頑張ります。 (2013年9月22日 21時) (携帯から) (レス) id: dd8cc9cba6 (このIDを非表示/違反報告)
yuka - 面白かったです。続き頑張って下さい。応援してます!! (2013年9月22日 21時) (レス) id: 76359076ca (このIDを非表示/違反報告)
蘭拓風雪・クロlove←美風(プロフ) - メニアックさん» 美風…ですか?そうですよ(笑)うたプリのカルテットナイト大好きなんです。ただの藍ちゃん廃です(( (2013年9月14日 21時) (携帯から) (レス) id: dd8cc9cba6 (このIDを非表示/違反報告)
メニアック(プロフ) - 名前見て気付いたんですけど、うたプリですか? (2013年9月14日 20時) (レス) id: a4c1111e0f (このIDを非表示/違反報告)
蘭拓風雪・クロlove←美風(プロフ) - メニアックさん» わざわざありがとうございます!数字入れておきます。 (2013年9月14日 19時) (携帯から) (レス) id: dd8cc9cba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葬儀屋-藍@周助love | 作成日時:2013年7月28日 23時